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東京為替:ドル・円は上げ渋り、一時109円台も失速


26日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。米中協議の進展期待で一時109円台を回復したが、円売りは続かず再び108円台に失速した。

ドル・円は、日経平均株価の堅調地合いを背景に円売りが先行し、109円付近に上昇。その後、米中両国首脳が貿易協議に関し電話会談したとの報道で円売りが強まり、ドルは109円20銭まで強含む場面もあった。

ただ、電話協議での進展がなかったことがわかり、その後円売りは抑制。ランチタイムの日経平均先物は上げ幅を縮小し、日本株高継続を期待した円売りを弱めた。また、上海総合指数の反落も円売りの後退を支援した。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円92銭から109円21銭、ユーロ・円は119円95銭から120円25銭、ユーロ・ドルは1.1007ドルから1.1016ドルで推移した。

【要人発言】
・パウエル米FRB議長
「金融政策は力強い労働市場を支えるのに適切」
「景気見通しに大きな修正が生じれば適切な対応も」
「現在の金融政策は経済指標が緩やかな成長に合致する限り引き続き適切となる」

・中国商務省
「劉鶴中国副首相と米国のライトハイザー通商代表部代表、ムニューシン財務長官が電話で会談した」
「両国は第1段階で残された問題について継続して協議することを確認」

・デベル豪準備銀副総裁
「国内賃金は低い伸びが定着する兆しで、より望ましい水準の回復には失業率の著しい低下が見込まれる」



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