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中国関連に対する利益確定の流れ強まるか【クロージング】


3日の日経平均は続落。26.39円安の21785.54円(出来高概算14億8000万株)で取引を終えた。ハイテク株を中心とした2日の米国市場の上昇を背景に、前日の大幅下落に対する自律反発の流れから買い先行で始まると、前場半ばには一時21927.81円まで切り返す局面もみられた。しかし、節目の22000円が抵抗となり、その後は米中貿易摩擦への警戒から不安定となるなか、後場に入ると21500円台まで下げる展開に。大引けにかけては下げ幅を縮める展開となったが、下値不安を残す格好となった。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは石油石炭、空運、保険、鉱業、証券、電気機器が小じっかり。半面、非鉄金属、海運、精密機器、繊維、その他金融、ゴム製品、卸売が軟調。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>が下支えとなる反面、ヤマハ<7951>、ダイキン<6367>、コナミHD<9766>、東エレク<8035>、ファナック<6954>が重石に。

日経平均は一時21500円台まで下げる格好となり、一目均衡表では雲下限を割り込む局面もみられた。一先ず下ヒゲを形成し、終値では雲下限を上回ったことから、心理的な支持線として意識されやすいところであろう。ただし、明確なボトム形成とは見られず、依然として下値不安の強い状況であろう。米中は6日に追加関税を発動する見通し。貿易摩擦の長期化への警戒から、売り方優位の需給状況にもなりそうだ。足元で進む人民元安において、中国政府が元安阻止の介入姿勢を強めていないことも不安要因となり、中国関連などに対する利益確定の流れに向かわせよう。

また、米国市場は4日が独立記念日で休場となるが、3日については短縮取引となることもあり、海外勢のフローは限られるとみられる。薄商いの中を、先物主導のインデックス売買に振らされやすい状況は続きそうである。その他、ファーストリテが発表した国内ユニクロの6月既存店売上高は前年同月に比べ、4.0%減となった。指数インパクトの大きいファーストリテが重石になる可能性も警戒される。



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