米国株見通し：雇用統計発表控え利益確定売り意識も

S&P500先物　 　 　 　2655.50（+8.00）　（18:50現在）
ナスダック100先物　　6610.00（+27.50）　（18:50現在）

18時50分時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物とも堅調に推移している。また、NYダウ先物は50ドル高程度で推移。欧州市場は全般、大幅高で推移している。原油相場は小幅高の推移に。この流れを受けて、5日の米株式市場は買い先行で始まるとみられる。

前日、国家経済会議（NEC）のクドロー委員長やロス商務長官といった米政府の高官が、米中の貿易摩擦問題について、交渉による関税の発動回避の可能性を示唆した。これで米中の貿易摩擦に対する市場の過剰な警戒感が大きく後退し始め、世界的に株式市場の地合いが改善に向かい始めている。

本日の米株式市場は引き続き堅調な地合いとなりそうだ。また、経済指標では先週の新規失業保険申請件数が発表される予定であり、米雇用の堅調さが改めて確認されるとみられる。ただ、6日に3月雇用統計の発表を控えていることから、結果を見極めたいとする模様眺めムードも高まりやすい。そのため、足元でのリバウンドに対する利益確定の売りも意識されやすく、上値を抑えられる可能性も想定しておく必要がありそうだ。



＜KK＞