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今週の【マザーズ市場】6月19日~6月23日『相場全体の好地合いが追い風で、年初来高値を更新する場面も』



【大幅に5日続伸、相場全体の好地合いが追い風】19日(月)

■概況■1173.13、+25.17
19日(月)のマザーズ市場では、このところ上昇の目立っていた銘柄の一部で利益確定の動きが見られたものの、全体としては堅調な展開だった。日経平均が2万円台を回復するなど相場全体の地合いが良好だったことが支援材料となった。材料株やバイオ株、ゲーム株の一角に物色が向かい、大きく値を飛ばした。なお、マザーズ指数は大幅に5日続伸して年初来高値を更新。売買代金は概算で1500.08億円。騰落数は、値上がり161銘柄、値下がり68銘柄、変わらず8銘柄となった。

◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのGNI<2160>やホットリンク<3680>がストップ高で本日の取引を終えた。ゲーム株のシリコンスタ<3907>やサイバーS<3810>のほか、クラウド契約サービスの拡大が好感された弁護士コム<6027>、子会社の提携が材料視されたUNITED<2497>は10%超の大幅高となった。その他、アカツキ<3932>、ソレイジア<4597>、ミクシィ<2121>、SOSEI<4565>などが上昇し、REMIX<3825>は小幅高だった。一方、直近で上昇の目立ったアンジェス<4563>やエンバイオHD<6092>が反落し、IIF<6545>も小幅に下げた。また、前週末に初値を付けたビーブレイク<3986>が換金売りに押され急落し、マザーズ下落率トップとなった。

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【6日ぶり反落、バイオ株などで利益確定売り】20日(火)

■概況■1167.30、-5.83
20日(火)のマザーズ市場では、朝方こそ買いが先行したものの、前日の上昇が他市場に比べ大きかっただけに、買いが一巡するとバイオ株などで利益確定の動きが広がった。本日は物色の矛先が他市場の任天堂<7974>関連銘柄やゲーム株に向かったため、売り一巡後の戻りも限定的だった。なお、マザーズ指数は6日ぶり反落、売買代金は概算で1561.08億円。騰落数は、値上がり106銘柄、値下がり124銘柄、変わらず8銘柄となった。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのGNI<2160>が買い一巡後に急反落したほか、REMIX<3825>、ビーブレイク<3986>、ソレイジア<4597>、ホットリンク<3680>などが下落。サイバーS<3810>も小幅に下げた。また、アンジェス<4563>は本日より実施された信用規制が重しとなり、マザーズ下落率トップとなった。一方、アカツキ<3932>、インフォテリ<3853>、UNITED<2497>などが上昇し、SOSEI<4565>やミクシィ<2121>も小高い。エンバイオHD<6092>は豊洲市場移転問題に関する小池都知事の記者会見を控え、後場急伸する場面があった。また、IIF<6545>がマザーズ上昇率トップとなったものの、10%以上の上昇となった銘柄はなかった。


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【大幅反発、日経平均の調整で積極的な買い】21日(水)

■概況■1194.39、+27.09
21日(水)のマザーズ市場では、日経平均が米株安や円相場の強含みを背景に目先調整したことから、前日下落したバイオ株を中心に積極的な買いが入った。材料の観測されたサイバーダイン<7779>や出遅れ感の強かったSOSEI<4565>などの時価総額上位銘柄も大きく上昇し、指数を押し上げた。なお、マザーズ指数は大幅反発し、1200ptに迫る動きを見せた。売買代金は概算で1631.06億円。騰落数は、値上がり135銘柄、値下がり93銘柄、変わらず10銘柄となった。

◆注目銘柄◆
サイバーダインやSOSEIが急伸したほか、インフォテリア<3853>、モブキャス<3664>、サイバーS<3810>、ミクシィ<2121>などが上昇。サイバーダインはロボット治療機器について米当局に市販承認申請を行ったと発表しているほか、国内病院での導入が報じられている。遺伝子治療薬への期待が高いアンジェス<4563>、アルツハイマー病モデルマウスに関するライセンス契約を締結したトランスG<2342>、協業先の新作ゲームが報じられたシリコンスタ<3907>はストップ高で取引を終えた。また、IIF<6545>、エディア<3935>、ハイアス<6192>、GNI<2160>も10%超の大幅高となった。一方、ソレイジア<4597>、UNITED<2497>などが下落し、REMIX<3825>やアカツキ<3932>も小幅に下げた。また、土壌汚染対策関連として前日買われたエンバイオHD<6092>が急反落し、マザーズ下落率トップとなった。

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【続伸、中小型株への資金流入続く】22日(木)

■概況■1209.96、+15.57
22日(木)のマザーズ市場では、前日の上昇に対する利益確定売りに押される銘柄も見られたが、出遅れ感のある銘柄などが循環的に買われ、堅調な展開となった。時価総額上位のSOSEI<4565>が大幅続伸して指数をけん引したほか、材料株やテーマ株の一角が値を飛ばした。日経平均の上値が重く、マザーズ銘柄などの中小型株への資金流入が続いた。なお、マザーズ指数は続伸し、昨年5月以来となる1200pt台を回復した。売買代金は概算で1691.27億円。騰落数は、値上がり134銘柄、値下がり96銘柄、変わらず7銘柄となった。

◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEIや、アカツキ<3932>、ミクシィ<2121>、モブキャス<3664>、IIF<6545>などが上昇。バイオ株のUMN<4585>、ゲーム株のシリコンスタ<3907>やサイバーS<3810>はストップ高水準で本日の取引を終えた。シリコンスタは前日から話題となっていた新作ゲームについて、ティザーサイト等を公開したと発表している。インターネット通販大手アマゾンに関する一部報道が刺激材料となった物流関連のファイズ<9325>や、リリースが観測されたテモナ<3985>も10%超の大幅高となった。一方、アンジェス<4563>、GNI<2160>、トランスG<2342>、インフォテリア<3853>、メタップス<6172>などが下落。また、ホットリンク<3680>、フリークHD<6094>、REMIX<3825>などがマザーズ下落率上位となった。

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【マザーズ指数は反落、バイオ関連はいったん売られる】23日(金)

■概況■1175.60、-34.36
23日(金)のマザーズ市場では、前日に年初来高値を更新していたこともあり、利益確定売りが優勢となった。東京市場では、日経平均が週末ながら寄付き直後に20100円を下回る場面もみられたが、5日線を挟んでの底堅さが意識され、週末ながらしっかりとした動きとなったことなどを受け、中小型株は手掛けづらい地合いとなった。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1826.59億円。騰落数は、値上がり44銘柄、値下がり188銘柄、変わらず4銘柄となった。直近で強い動きをしていたバイオ関連の利益確定売りが目立った。


◆注目銘柄◆
前日に年初来高値を更新したアカツキ<3932>のほか、SOSEI<4565>やREMIX<3825>がさえない。一方で、シリコンスタ<3907>やサイバーS<3810>などは買われた。業績期待が根強いサイバーS<3810>は、連日の年初来高値更新となり、2006年7月以来(分割考慮)の高値水準を回復した。下落率上位では、「ファイトリーグ」リリースも材料出尽くし感から6日ぶりの反落となったミクシィ<2121>のほか、インフォテリア<3853>やテモナ<3985>の下落が目立った。上昇率上位では、ソケッツ<3634>やUMNファーマ<4585>、駅探<3646>などの上昇が目立った。駅探は、訪日旅行者向けメディアのジャパンインフォとの提携発表が好感される格好となった。

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