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NY株式:ダウは237ドル安、政策実行への懐疑的な見方強まる


21日の米国株式相場は下落。ダウ平均は237.85ドル安の20668.01、ナスダックは107.70ポイント安の5793.83で取引を終了した。原油相場の上昇や主要ハイテク株の上昇を受けて買いが先行。しかしながら、昨日にFBI長官がロシアによる米大統領選介入疑惑を巡り、トランプ政権との繋がりを捜査していることを認めた。また、オバマケアの廃止を含む医療保険関連法案で、共和党内の調整が難航していることも嫌気され、今後の政権運営への先行き懸念から午後にかけて大きく下落し軟調推移となった。セクター別では、公益事業や食品・飲料・タバコが上昇する一方で銀行や自動車・自動車部品が下落した。

米国債利回りが下落し、ゴールドマンサックス(GS)やバンク・オブ・アメリカ(BAC)などの金融関連企業が軟調推移。食品メーカーのケロッグ(K)、ゼネラルミルズ(GIS)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、下落。携帯端末のアップル(AAPL)は、本日に新型iPadを発表し従来版からの値下げが好感され、一時過去最高値を更新したものの、引けにかけて売られた。ドラッグストアのライト・エイド(RAD)は、ドイツ銀行がウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)との買収協議の破談による大幅な株価下落の可能性を指摘し、下落した。

マーケット終了後に運送会社のフェデックス(FDX)が発表した12-2月期決算は、売上高は予想を上振れたものの、一株利益が下振れた。時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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