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押し目待ち狙いの買い意欲は強い


日本株市場は、やや売りが先行する見通しだが、押し目待ち狙いの買い意欲が強い。18日の米国市場では、ダウが下落しナスダックが上昇。イランと米国の外交的解決期待で買い戻しが進み、FRBのFOMCは予想通り政策金利据え置きに決定した。日経平均株価はシカゴ先物の影響でやや売り先行で始まる見込み。連日の強い値動きと短期的過熱感を警戒し、積極的な上値追いは難しい。半導体株の上昇基調と売り方の買い戻しが続く一方で、地政学リスクへの警戒感が漂う。売り一巡後の底堅さを見極めることが重要だ。

*08:45JST 押し目待ち狙いの買い意欲は強い  19日の日本株市場は、やや売りが先行することになりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。18日の米国市場は、NYダウが44ドル安、ナスダックは25ポイント高だった。イスラエルとイランの軍事衝突を巡り、イランが接触してきたことをトランプ米大統領が明らかにすると、外交的解決への期待に買戻しの動きが先行した。

 米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り政策金利据え置きを決定、金融当局者が依然年2回の利下げ予想を維持したため利下げ期待に伴う買いが強まった。ただし、パウエルFRB議長が会見で、今後数カ月のインフレを想定していると警告すると、金利上昇を嫌気しダウは売りに転じた。シカゴ日経225先物は大阪比210円安の38640円。円相場は1ドル=144円90銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まりそうだ。FOMCは予想通りの内容だったこともあり、イベント通過による押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。ただし、連日の強い値動きによって短期的な過熱感も警戒されていることもあり、積極的な上値追いの動きは期待しづらいところだろう。先物主導によるインデックス買いによって指数は押し上げられる可能性はありそうだが、出来高は膨らみづらいと考えられる。

 また、イラン攻撃への米軍関与の可能性による地政学リスクへの警戒がくすぶっている。関連する報道によって大きく振らされる可能性もあるため、外部要因に振らされにくい銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きに向かわせやすい面はありそうだ。もっとも、米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が買われており、足もとでリバウンド基調を強めてきている値がさハイテク株の底堅さがみられるようだと、日経平均型主導による上昇が意識されやすいだろう。まずは売り一巡後の底堅さを見極めたいところである。

 日経平均株価は今週の上昇で上値抵抗線として機能していた52週線を上放れてきており、売り方の買い戻しの動きが強まりやすい。短期的な過熱感は警戒されるものの、積極的な買いというよりは、売り方の買い戻しが中心と考えられる。短期的な調整局面においては冷静に押し目を拾いたいところだろう。

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