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SQ通過でクリスマスムード、個人の中小型株物色が中心に


 14日の日本株市場は、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。13日の米国市場は、週間新規失業保険申請件数が予想よりも減少し、米景気減速懸念が後退したことから買いが先行した。しかし、米中通商協議の進展に懐疑的な見方も広がるなか、次第に利益確定の流れとなった。NYダウは上昇するも、ナスダック、S&P500は下げており、まちまちの展開だった。シカゴ日経225先物清算値(3月限)は大阪比145円安の21635円。円相場は1ドル113円60銭台で推移している。

 先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)による商いは若干の売り越しが予想されており、寄り付き後はSQ値が心理的な下支えとして意識される可能性がありそうだ。その後は、株式分割を発表したユニファミマ<8028>やソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい値がさの一角が、日経平均を左右させてくることになりそうだ。

 また、メジャーSQを通過したことから海外ファンドなどはクリスマス休暇入りとなり、商いは細ることになろう。来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えているが、トランプ大統領のFOMCでの利上げを牽制する発言なども伝えられており、模様眺めムードが強まりそうである。

 そのため、物色は中小型株に向かいやすいが、昨日のマザーズ指数は小幅な上昇ではあるが、辛うじて5日線を突破し、25日線に接近する動きをみせている。短期筋の利食いも出やすい需給状況ではあるが、それ故に資金の回転の速さからシコリは残りづらいため、仕切り直しに向かう動きも速いだろう。来週のソフトバンク上場の資金還流期待も次第に意識されてくることになり、来年も注目されようAIやキャッシュレスなどのテーマ性のある銘柄などを見直す動きなども意識されてきそうである。


<AK>

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