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後場の日経平均は228円高でスタート、太陽誘電や豊田織などが上昇


日経平均株価は後場の始まりで前日比228.67円高の38,074.09円となり、前引けから若干値下がりしました。TOPIXも上昇し、全業種が値上がりしました。日銀は金融政策の現状維持を決定し、市場に安心感をもたらしていますが、明日の東京市場休場やFOMCの結果発表を控え、積極的な買いを控える動きがあります。また、アジア市場では上海総合指数が小幅安で推移し、香港ハンセン指数がわずかに上昇しています。後場にかけて特に卸売業、電気・ガス業が好調でした。一方で、一部の企業は下落しています。

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38074.09;+228.67TOPIX;2810.60;+27.04

[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比228.67円高の38,074.09円と、前引け(38,107.27円)からやや上げ幅を縮小してスタート。ランチタイム中の日経225先物は37,790円-37,840円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=149.40-60円と午前9時頃とほぼ同水準。アジア市況は上海総合指数が概ね小幅安水準で推移している一方、香港ハンセン指数は朝方はやや軟調だったが下値は堅く0.1%ほど上昇している。後場の東京市場は前引けに比べやや売りが先行して始まった。前引け前に日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めたが、今日は取引終了後に植田日銀総裁の記者会見、日本時間明日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)
議長の記者会見を控えており、また、明日は東京市場が休場となることから積極的な買いを手控える向きがある。一方、日銀会合で事前の予想通り金融政策が据え置かれたことは市場で安心感となっているようだ。

 セクターでは全業種が上昇。卸売業、電気・ガス業、その他製品が上昇率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、太陽誘電<6976>、豊田織<6201>、東電力HD<9501>、IHI<7013>、伊藤忠<8001>、任天堂<7974>、楽天銀<5838>、三菱商<8058>、ニデック<6594>、リクルートHD<6098>が高い。一方、メルカリ<4385>、フジクラ<5803>、キオクシアHD<285a>、古河電工<5801>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<
6857>、ソフトバンクG<9984>、日立<6501>、ダイキン<6367>、ニトリHD<9843>が下落している。
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