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日経平均は380円安でスタート、みずほやダイキンなどが下落


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28262.40;-380.81TOPIX;1933.31;-21.19


[寄り付き概況]

 7日の日経平均は380.81円安の28262.40円と反落して取引を開始した。前日6日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は208.98ドル安の34577.37ドル、ナスダックは24.31ポイント高の14663.64で取引を終了した。連休明け発表された6月ISM非製造業景況指数やサービス業PMI改定値が予想を下回ったため、景気回復ペースの鈍化懸念が浮上し、寄り付き後、下落した。また、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」の会合が増産で合意できずに終了したため、原油高も回復の障害になるとの懸念が強まり一時下げ幅を拡大。しかし、引けにかけては売りが一服した。金利低下で、ハイテク株は小幅上昇し、連日で史上最高値を更新して終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。東京などで新型コロナ感染拡大が続いており、足元経済への悪影響が意識されたほか、昨日、海外で発表された米ISM非製造業景況指数や米サービス業PMI改定値、7月の欧州経済研究センター(ZEW)の独景気予測指数が市場予想を下回ったことから世界景気の回復鈍化が警戒され、株価の重しとなった。また、中国政府が中国企業の海外上場に対する規制を強化すると発表したことなども懸念材料となった。一方、新型コロナワクチンの接種拡大による経済活動正常化への期待感が継続していることに加え、昨日の海外市場で米長期金利が低下したことなどが東京市場の株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では全業種が値下がり。鉱業、鉄鋼、非鉄金属、保険業、ガラス土石製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<
9984>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、みずほ<8411>、ダイキン<6367>、ホンダ<7267>、第一三共<4568>、東京海上<8766>、JR東海<9022>、花王<4452>、三井物産<8031>、7&iHD<3382>、オリックス<8591>などが下落。他方、キーエンス<6861>、村田製<6981>、大塚商会<4768>、富士通<6702>などが上昇している。

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