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1.背景と目的
日本は少子高齢化による介護人材の需給ギャップという深刻な課題を抱えており、一方インドは豊富な若年人口を抱えながらも、国内の雇用機会が限定的という課題を抱えています。この両国の課題をつなぐ形で、当社は2024年8月1日にインド人介護人材の育成と受入に関するNSDCIとの協業を開始しました。※
NSDCIとの協業においては、当社での就業を希望するインド人に向けて、約9ヶ月にわたり以下の内容を中心に研修を行っています。
・日本式介護についての理解
・実践的な介護用語の習得
・異文化コミュニケーション
加えて、NSDCI の研修のひとつとして、2024年12月にはインドに、当社職員向けの企業内大学「SOMPOケア ユニバーシティ(東京都港区、大阪府大阪市)」をモデルにした研修室「ナーシングケアラボ」を設置しました。介護ベッドや浴室、トイレなど、当社のホームを模した環境下で実技実習を行うことで、来日前の準備を徹底しています。
今回の1期生の来日は、当社とNSDCI による協業が実を結んだものです。育成した人材の日本における就業・定着支援を通じて、多様性を活かした持続可能かつ質の高い介護サービスの提供を実現していきます。
※ 2024年8月6日リリース 「SOMPOケアとインド政府系機関 NSDCI の協業によるインドでの教育研修施設開設に関するお知らせ~インド人介護人材向け教育プログラムの提供と、日本への受入推進~」
https://www.sompocare.com/uploads/2024/08/news_0806_2.pdf
2.インドから来日した介護人材の入社と現場への配属
1期生の6名が来日し、2025年7月2日にSOMPOケアへ入社しました。現在約3週間の導入研修を実施しており、7月26日から当社のホームへ配属される予定です。6名はインドでの現地研修時から意欲的に取り組んでおり、日本での研修においても新たな環境に順応し、前向きに研修に臨んでいます。
●インド人職員のコメント:
「日本の介護はプロフェッショナル。自分も介護福祉士を目指してがんばりたい。」
● 導入研修を担当する職員のコメント:
「既に現地で研修を受けていることもあり、人にも率先して教えようとするなど、とても意欲的に学んでいます。」
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他国の職員と合同で研修を受けるインド人職員
3.現場での受け入れ体制サポート
当社では、これまでに多くの技能実習生等を海外から受け入れてきました。その経験から、海外人材の受け入れ時には、配属先の職員に対し人材の受け入れ態勢や異文化理解について丁寧に説明を行うなど、海外人材と配属先職員の負荷を減らし、海外人材が活躍しやすい体制を整えています。
今回、インド人職員を現場配属するにあたっても、配属先の職員に対しサポートツールの配布などを行い、言語や文化の違いを超えた「チームケア」の実現に向けて学び合える環境づくりを進めています。
4.今後の展望
当社は今後もインドからの人材受け入れを継続し、1期生、2期生、3期生、と段階的に育成する人材の数を増やしていくことで、年間60名規模での受け入れを目指す予定です。入社後のフォロー研修やキャリア支援を強化し、定着促進を図るとともに、本取り組みを通じ、介護人材不足という日本の社会課題解決に貢献していきます。
また、当社は「日本の介護を変える。そして、日本の未来を創る。」というパーパスのもと、多様な人材が活躍できる環境づくりを進め、ご利用者お一人おひとりに寄り添った、質の高い介護サービスを提供し続けていきます。
配信元企業:SOMPOケア株式会社
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