
瞽女とは、昭和中期まで新潟県を中心に残っていた文化で、盲目の女性達が三味線や歌を披露しながら各地を回りお米をもらって暮らしていたという助け合いの文化だ。原作は増山麗奈監督の母親である増山良子原作の絵本「瞽女さの春」。令和6年新潟県文化支援事業として映画化した。
本作「瞽女さの春」はJJFLA2025(ロサンゼルスで開催される日本映画紹介映画祭)で外務省の日本文化発信拠点ロサンゼルス・ハリウッドのJAPAN HOUSEでも9月14日に招待上映される。
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瞽女を描いた映画には、第一回日本アカデミー賞を受賞した「離れ瞽女おりん」(篠田正浩監督)など名作があるが、しきたりや修行の厳しさや差別を描く作品が多い。その中で、映画「瞽女さの春」は子どもの目線から希望ある存在として瞽女文化を描いている。
監督の母である増山良子氏が実際に少女時代に会った瞽女さんとの交流を元に、春の訪れとともに喜びを運んでくれる存在としての瞽女や、瞽女を迎え入れる村人達の温かなおもてなしの姿が描かれる。
宮古島国際映画祭では、上映前に増山麗奈監督と、草刈惇プロデューサーが登壇挨拶を行い、俳優の地山真生とともにレッドカーペットを歩いた。
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「映画では貴重な瞽女唄を最後の瞽女と言われる萱森直子さんや、盲目の瞽女唄うたいとして知られる広沢里枝子さんが出演します。瞽女唄という貴重な文化、唄いつがれた想いを、映画とで伝えられることをとても嬉しく思っています」(増山麗奈監督)
「『瞽女さの春』の舞台は新潟県上越。越後と、宮古は日本三大上布の生産地です。深い日本文化を代表する宮古島で上映ができて光栄です」(草刈惇)
映画「瞽女さの春」を鑑賞した宮古民謡保存協会の会長である砂川次郎氏は「三人の瞽女役の演技と演奏が本当に素晴らしかった」と語る。
草刈惇プロデューサー、増山麗奈監督は、美しい宮古島を題材とした、平和を願う宮古民謡が心をつなぐ映画「みるく世ぬ御嶽(うたき)」の制作準備も開始した。唄は人の心を繋ぐ。
公式HP「瞽女さの春」では、上映予定や、プログラム、絵本、サントラCDの販売も
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