セックスレス問題「夫婦で話し合えない」「誰にも相談できない」実態が明らかに!──当事者620人アンケートからみえたレス夫婦の悩み|「夫婦のセックスレスに関する実態調査」第8報
- 2024年06月03日 13:00:00
- マネー
- Dream News
セックスレスはもはや日本の社会問題です。レス夫婦の割合は年々増加しており、多くの調査では5~6割以上との結果が出ています。
レゾンデートル株式会社(東京都新宿区、https://raisondetre-inc.co.jp/)が行った夫婦間のセックスレス調査は、既婚者男女4,000人を対象とした大規模なもので、これまで様々な報道機関に引用されています。
<過去の報告>
・第1報:20代~50代既婚者の68.2%がセックスレス傾向(うち43.9%が完全なレス状態)
・第2報:結婚3年未満の新婚夫婦でさえ5割以上がセックスレス傾向
・第3報:レス当事者の6割以上が1年以上レス、約4割が5年以上レス
・第4報:「妊娠・出産」がレスの最大のきっかけ(25%)、最大の原因は女性の性欲減退
・第5報:男性(夫)はレスを解消したいが、女性(妻)はそう思っていない
・第6報:レス夫婦の5割以上は仲が良い(男性:56%、女性:53%が「仲が良い」と回答)
・第7報:セックスレスじゃない夫婦は「仲良し度」「SEX満足度」がともに高い
今回の第8報では、レス当事者に「夫婦間で話し合ったか」「話し合えない理由」「誰かに相談したか」などを尋ねた結果をまとめました。当事者が1人でレスの悩みを抱える実態が浮き彫りになっています。
<結果のポイント>
●セックスレスについて夫婦で話し合った当事者は少ない
→男性66.6%、女性75.9%が「話し合ったことはない」と回答
→ただし20代男性は5割以上、30代女性の約4割が「話し合ったことがある」と回答
●レス男性の7割、レス女性の8割が「今後話し合うつもりはない」
→男性:「話し合うつもりはない」38.4%+「あまりない」30.6%=69.0%
→女性:「話し合うつもりはない」52.2%+「あまりない」29.4%=81.6%
●夫婦間でレスの問題を話し合わない一番の理由は「妻・夫ともうセックスしなくてよいから」
→男性40.7%、女性50.6%が「妻・夫ともうセックスしなくてよいから」と回答
→次に多い回答は「話題にしにくいから」(男性36.7%、女性32.0%)
→30代で大きな男女差あり
●男性の7割以上、女性の8割以上が「セックスレスを他人に相談したことがない」
→男性:74.1%、女性:82.2%が「他人に相談したことがない」と回答
<調査概要>
・調査タイトル:夫婦のセックスレスに関する実態調査 第8報
・調査期間:2024年1月30日~2月3日
・調査対象者:20~59歳の夫婦間レス当事者の男女623人(男性320人、女性303人)
※第1報の回答者4,000人のうち「レス」と回答した人の中から無作為に623人を抽出。
・調査方法:インターネット(セルフ型アンケートツールFreeasyを利用)
・エリア:全国
・調査機関:レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/)
・調査報告の掲載:https://healmate.jp/survey/
・本報告の発表日:2024年5月31日
<調査対象者について>
次の通り男女、年齢層ともに均等なサンプルになっています。
・総数:男性(320人)、女性(303人)
・20代男性:80人(25.0%)、20代女性:63人(20.8%)
・30代男性:80人(25.0%)、30代女性:80人(26.4%)
・40代男性:80人(25.0%)、40代女性:80人(26.4%)
・50代男性:80人(25.0%)、50代女性:80人(26.4%)
回答者は鳥取県・佐賀県を除く全都道府県に分布しており地域的な偏りはありません。東京都(101人)、愛知県(53人)、大阪府(50人)、神奈川県(44人)、千葉県(44人)、埼玉県(40人)、福岡県(34人)、北海道(26人)、兵庫県(25人)など、概ね人口分布にも沿っています。
子どもの有無は、子ども有が446人(71.6%)、子ども無が177人(28.4%)でした。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000298997&id=bodyimage1】
1)夫婦で「レス問題」を話し合ったことある?
第1報では、既婚者の約7割が配偶者とセックスレス傾向であり、そのうち4割以上が完全なセックスレス状態と判明しました。今回は「完全なセックスレス状態」と回答した1,754人から男女623人を無作為抽出しています。20代~50代まで年齢層もほぼ均等なサンプルです。
なお、本調査におけるセックスレスの定義は「本人がセックスレスととらえている」という主観的なものです(第1報参照)。日本性科学会の定義(1994年)「(挿入と伴わない性的コンタクトも含む)性的接触が1か月以上ないカップル」では、実態と乖離が生じやすいと考え、本人の認識を重視しました。
さて、セックスレスの既婚者は妻や夫と「レス」について話し合ったことはあるのでしょうか。
結果は、男性の66.6%、女性の75.9%がこれまで「話し合ったことがない」というものでした。「話し合ったことがある」と回答したのは男性33.4%、女性24.1%のみで、レス当事者の大半が夫婦間でレスの問題に向き合えていないことが分かります。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000298997&id=bodyimage2】
2)今後「レス問題」を夫婦で話し合うつもりはある?
話し合った経験のある当事者は少ないと分かりましたが、今後、話し合うつもりはあるのでしょうかを尋ねてみました。その結果、「話し合うつもりはない」「あまりない」を合計すると、男性は69.0%、女性は81.6%にも上ります。
大半のレス当事者が「話し合う気はない」と考えているようです。特に女性の場合は5割以上がはっきり「ない」と答えており、強い意志を感じます。
「ない」「あまりない」と答えた人には、これまで一度も話し合ったことがなく今後も話し合う気がない人、過去に話し合ったことはあるが今後は話し合うことがない人の両方が含まれ、前者が多いです。
これまでも話し合ったことがない人は、話題にしにくい雰囲気があるのかもしれません。一方、過去に話し合った経験のある人は、「話し合っても改善しない」「心理的に疲れた」と考えているかもしれません。
性的関係を拒まれるのは辛い経験ですから、避けたい気持ちや諦めの気持ちがあるでしょう。
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3)レスを話し合わないのはなぜ?
夫婦でレスの問題を話し合わない理由は何でしょうか、尋ねてみました。すると、「配偶者とはもうセックスしなくてよい」という回答が最多で、男性の4割以上、レス女性の5割以上となりました。
調査前は「話題にしにくいから」が最多の回答になると想定していましたが、意外なことに多くのレス当事者は「妻・夫とはもうセックスしなくてよい」と考えていることが分かりました。これは、かなりインパクトの大きな数字ではないでしょうか。
さらに衝撃なのは「配偶者ともうセックスしなくてもよい」と「もう誰ともセックスしなくてもよい」との回答の差です。回答からは、「妻とはしなくてよいがセックスはしたい」「夫とはしなくてもよいがセックスはしたい」と考えるレス当事者が多数に上ることがうかがえます。
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4)夫婦のレスを誰かに相談したことある?
レス当事者は、夫婦でレスについて話し合うことが少なく、むしろあまり向き合っていない現状が明らかになりました。そこで夫婦間では話し合わなくても、友人や知人、親兄弟、専門家などに相談することはあるのか、尋ねてみました。
すると、「誰にも相談したことがない」という回答が8割前後になりました。
今回の調査から、多くの当事者が夫婦のセックスレスの問題を1人で抱えている現状が浮かび上がりました。当事者にはレスを直視するのを避ける傾向があるのかもしれません。
※本調査の詳しい結果は「既婚者の男女関係に関する調査」のサイト(https://healmate.jp/survey/)で公表します。年齢別、年収別、地域別などの詳細なデータをご覧いただけます。
Healmate(ヒールメイト)https://healmate.jp/は、友達づくり、既婚者同士のコミュニティ、セカンドパートナーとの出会いなど、様々な用途にご利用いただける既婚者マッチングサービス(既婚者アプリ)です。匿名で登録でき、女性は完全無料、男性は登録は無料です。ご興味があればぜひサイトをのぞいてみてください。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000298997&id=bodyimage5】
配信元企業:レゾンデートル株式会社
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