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都道府県SDGsランキング1位は山形県!!(地域版SDGs調査2023)


株式会社ブランド総合研究所は、このたび都道府県ごとの住民に対し、地域でのSDGsへの取り組み状況を評価する大規模調査「第5回地域版SDGs調査2023」をインターネットにて実施しました。

 その結果、都道府県のSDGs 取組評価1位は山形県となりました。同県の評価指数は55.1 点で、前年の52.4点から2.7 点の上昇となり、順位は前年5 位からの上昇となり、初の1 位となりました。

 2 位は前年9 位だった長野県で53.8 点で、前年より2.6 点増。順位も9 位からの大幅上昇となりました。一方で、前年1 位だった鳥取県は53.4点で4 位、同2 位だった福島県は53.5 点で3位となりました。いずれも順位は下がったとはいえ、引き続き高い評価を得ています。

 この調査は、各都道府県の住民による、地域でのSDGs への取り組みを評価する調査として実施しました(調査対象者:各都道府県の住民約1000 人、有効回答数:50,517 人、調査期間:6 月8 日~12 日)。

 設問内容としては、各地でのSDGs 取組評価のほか、17 ゴール別の評価、SDGs 取組意欲、住民自身の地域でのサステナブル行動などから構成しています。さらに、地域に本社があったり、地域が創業地だったりする有力企業840 社(各都道府県20 社前後)について、認知度、好感度ともに、「環境や地域・社会の持続性を高めるような取り組みを行っているか」(サステナビリティ貢献度)についても評価しました。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000285861&id=bodyimage1

■佐賀県、岩手県、秋田県など急上昇

SDGs 評価の設問は、「お住いの都道府県は、SDGs 達成のために積極的に取り組んでいると思いますか」という設問に対し、「よく取り組んでいる」、「少し取り組んでいる」、「どちらともいえない」、「あまり取り組んでいない」、「全く取り組んでいない」の5 段階で回答してもらった結果を、それぞれ100 点、75 点、50 点、25 点、0 点の係数で加重平均したものを「SDGs 評価(点)」としました。

 山形県や長野県以外にSDGs 評価の点数や順位が上昇した都道府県として、佐賀県が33 位から7位に、岩手県が25 位から10 位に、秋田県が30 位から11 位などがあります。
(21 位以下の順位および前年データは同調査の特集ページに掲載予定  https://news.tiiki.jp/sdgs/  )

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000285861&id=bodyimage2

■地域で取り組まれているSDGsゴール

 「SDGs に設定されている以下の17 のゴールの中で、△△県で取り組まれていると思うものをお選びください(いくつでも)」という設問に対し、ゴール1「貧困をなくそう」、ゴール2「飢餓をゼロに」などSDGsの17 ゴールを示し、該当するものをすべて選んでもらった(複数回答。「△△県」には居住している都道府県名を表示)。

 取り組んでいるという回答が多かったのは、ゴール11「住み続けられるまちづくりを」で32.6%(前年は31.6%)となった。続いてゴール3「すべての人に健康と福祉を」で30.7%(前年は29.4%)、ゴール14「海の豊かさを守ろう」26.7%(前年は21.2%)となり、前年と上位の順は変わらなかったが、前年よりも回答率が上がった結果となった(下の表参照)。なお、それぞれのゴールで最も評価が高かった都道府県も併記したが、項目によっては47 都道府県平均と最高点との間に2 倍以上の差がある。その項目としては「1.貧困をなくそう」(最も取り組まれているのは沖縄県)、「6.安全な水とトイレを世界中に」(熊本県)、「産業と技術革新の基盤をつくろう」(愛知県)、「平和と公正をすべての人に」(広島県)がある。

 17 のゴールのすべてが前年の結果より「取り組まれている」との回答率が上がっている一方で、「取り組んでいると思うものはない」との回答は27.8%で前年の29.7%より減少している。

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■地域企業のサステナビリティ貢献度、平和堂が初の1位。大山乳業、シャトレーゼが上昇

 各地域でのSDGs の取り組みは、その地域に根付いた企業と住民がプレイヤーとなって、いかに地域ぐるみで取り組むかが重要である。そこで、この調査では各都道府県の住民に、その地域に関係がある企業に対して、「環境や地域・社会の持続性を高めるような取り組みを行っていると評価できる」企業を選んでもらった。その結果である「サステナビリティ貢献度(%)」の上位ランキングは以下のとおり。

 サステナビリティ貢献度が1 位となったのは滋賀県を中心に総合スーパーなどを展開する平和堂。同社では、鳩のマークにちなんで「奉仕のハト」、「創造のハト」、「感謝のハト」、「友愛のハト」、「平和のハト」として、サステナブルな取組を分かりやすく整理している。

 2 位の大山乳業は鳥取県で生産、処理、販売を一貫体制で行う酪農専門農協で、「白バラ牛乳」が人気を博している。酪農家とともに乳牛の健康管理や飼育環境づくりに努めているほか、大山と地元海岸の清掃活動などの環境保全活動も実施している。

 3 位のヨークベニマルは福島県を中心に近隣5 県でスーパーマーケットを展開しており、高齢者のために移動スーパー「ミニマル」を展開している。

 ランキングの上位には各地域で多くの店舗を運営している流通・飲食業が多く含まれるほか、電力会社も多い。また、全国的に知名度の高いレジャー企業や製造業も多い。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000285861&id=bodyimage4

<調査概要>

 第5回地域版SDGs 調査2023 は、15 歳以上の男女を対象に、2023 年6 月8 日から12 日にかけてインターネットで調査を実施し、都道府県の住民をそれぞれ1100 人ずつ計51,700 人を回収し、調査時点で移転などの理由によりその地域に居住していない人を除く計50,517 人の有効回答を得た。調査対象は47 都道府県。幸福度、生活満足度、愛着度、定住意欲度という持続指標と、魅力度、自慢度、魅力項目というロイヤルティ指標、そして住民の悩みと、地域の課題に関する設問、各都道府県でのSDGsの取り組み、地域企業のサスティナビリティ貢献度などの評価項目を設けた。

 なお、前年は「地域版SDGs調査」と「地域の持続性調査」として別個に調査・発表していたが、今回は従来通り両調査を統合して実施した。

・ 調査方法 インターネット調査
・ 調査対象 47 都道府県の登録調査モニター(15 歳以上)から、居住する都道府県別に抽出
・ 総回収数 計51,700 人 (各都道府県から1,100 人ずつを回収)
・ 有効回答数 計50,517 人 (各都道府県の回答者数は1,056~1,087 人)
・ 調査時期 2022 年6 月8 日~6 月12 日
・ 調査項目 持続指標: 幸福度、生活満足度、愛着度、定住意欲度
・ 発表日 2023年8月17日

ロイヤルティ指標: 魅力度、自慢度、魅力項目(自然、交通など計26 項目)
住民の悩みと課題: 低収入など悩み46 項目、少子高齢化など課題50 項目
SDGs指標: 認知度、都道府県別SDGs 評価、ゴール別評価、取組意欲
持続的行動: 消費行動、環境行動、社会行動から計20 項目
地域企業評価: 認知度、好感度、サステナビリティ貢献度
回答者属性: 年齢、性別、婚姻、子供の有無、世帯年収、居住形態など

本調査について弊社HPでも掲載しております。〈https://news.tiiki.jp/sdgs

<調査報告書>

基本セット: 99,000 円 総合報告書+個別報告書
総合報告書: 68,200 円 A4 判 約220 ページ(データCD別売)
個別報告書: 48,400 円 A4 判 約30 ページ(データCD付)
オプション: 総合報告書データCD は 22,000 円 (調査結果のデータをExcel 形式で収録)

データパック47(CD): 396,000 円 47 都道府県すべてのデータを収録
個別調査パッケージ: 385,000 円~ ご指定の市について追加調査を実施

報告会・セミナー (価格は税込、交通費、報告書別途)
調査結果を基にセミナーまたは研修会を実施: 165,000 円

お申込みページ〈https://news.tiiki.jp/form/regional-sdgs2023





■お問合せ

株式会社ブランド総合研究所  調査部
Tel. 03-3539-3011(代) Fax.03-3539-3013
E-mail: sdgs@tiiki.jp



<ブランド総合研究所の会社概要>

「都道府県・魅力度ランキング」など地域・自治体の評価指標として全国で利用されている「地域ブランド調査」を毎年実施する地域や企業の調査およびコンサルティングを行う専門企業です。同調査以外にも、地域ブランドに関する調査やシティプロモーションなどの戦略立案を実施しています。
 また、英国ギネスワールドレコーズの公式パートナーとして各地でギネス世界記録への挑戦サポートも行っています。
詳しくは弊社HPをご確認ください → https://www.tiiki.jp/



配信元企業:株式会社ブランド総合研究所
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