株式会社KORTUCはピボタル第II相試験（革新的ながん治療放射線増感剤）の加速にむけ、アクサ生命より資金調達を実施

2021年07月29日 19:00:00
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ビジネスワイヤ
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ロンドン & ニューヨーク & 東京--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- がんの放射線治療効果を高める放射線増感剤KORTUCの臨床開発及び製品開発を行なうスタートアップ企業、株式会社KORTUC（以下 KORTUC）はアクサ生命保険株式会社（以下アクサ生命）からの資金調達を実施しました。

KORTUCは本資金調達により、英国で実施中の承認申請取得の為の試験（以下ピボタル第II相試験）を加速させ、また米国における新たなピボタル試験の準備を開始します。英国でのピボタル第II相試験は局所進行性乳がんの放射線治療における放射線増感剤Kortucに焦点を当てています。

KORTUCのコメント

「我々のビジョンを共有する新たな投資家から強力なサポートを得られて大変嬉しく思います。世界のがん患者さんに大きな貢献をもたらす製品を早く届けるべく、英国ならびに米国における臨床試験を加速させます　–　放射線増感剤Kortucは、全てのがん種やステージにとっての放射線治療のパラダイムシフトを起こすと確信しています　–　」（CEO 松田和之）

アクサ生命のコメント

「当社は、世界をリードする保険・資産運用グループであるアクサのメンバーカンパニーとして、すべての人々のより良い未来のために、みなさんの大切なものを守ります、というアクサグループのパーパスのもと、生命保険事業に取り組んでいます。がん患者さんが世界的に増加している中で、革新的なテクノロジーで人々の助けとなることが期待されるKORTUCへの投資は、アクサのパーパスをまさに体現するものです。」（取締役常務執行役員兼CFOジャンバティスト・トリコ）

「この革新的な放射線増感剤によって、KORTUCはがん治療における画期的なプレイヤーとなる大きな可能性があり、アクサ生命はこの壮大で有望なジャーニーに携われる事を大変嬉しく思います。我々は、アクサグループと歩調を合わせながら、イノベーションを創出し、確かな成果を生み出す有望なスタートアップ企業への投資を継続していきます。」（執行役員ジャパンアンドアジアCIO ボリス・ムティエ）

株式会社KORTUCについて

KORTUCは、東京に拠点を置く後期臨床段階のバイオベンチャーです。KORTUCはピボタル第II相試験を英国王立マースデン病院とその他複数の施設^*1において局所進行性乳がんを対象に実施しています。2019年に完了した第I相試験でその安全性と有効性は確認され、その結果は2020年6月にRed Journal （米国放射線腫瘍学会学会誌）にアクセプト、掲載されました。

アクサ生命について

アクサ生命はアクサのメンバーカンパニーとして1994年に設立されました。アクサが世界で培ってきた知識と経験を活かし、264万のお客さまから487万件のご契約をお引き受けしています。1934年の日本団体生命創業以来築いてきた全国511の商工会議所、民間企業、官公庁とのパートナーシップを通じて、死亡保障や医療・がん保障、年金、資産形成などの幅広い商品、企業福利の増進やライフマネジメント®に関するアドバイスをお届けしています。2020年度には、2,344億円の保険金や年金、給付金等をお支払いしています。

アクサグループについて

アクサは世界54ヶ国で15万3千人の従業員を擁し、1億500万人のお客さまにサービスを提供する、保険および資産運用分野の世界的なリーディングカンパニーです。国際会計基準に基づく2020年度通期の売上は967億ユーロ、アンダーライング･アーニングスは43億ユーロ、2020年12月31日時点における運用資産総額は10,320億ユーロにのぼります。アクサはユーロネクスト・パリのコンパートメントAに上場しており、アクサの米国預託株式はOTC QXプラットフォームで取引され、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス（DJSI）やFTSE4GOODなどの国際的な主要SRIインデックスの構成銘柄として採用されています。また、国連環境計画・金融イニシアチブ（UNEP FI）による「持続可能な保険原則」および「責任投資原則」に署名しています。

*1 ピボタル第II相試験実施施設