農機運転席でも遠隔環境でも包括的な接続を実現するアプリベースのツールで、意思決定支援と記録保持の簡素化を実現して、正確な利益分析に寄与
加マニトバ州ウィニペグ & 米アイオワ州エイムズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
ファーマーズ・エッジは本日、オフィスから農機の運転席まで、シームレスなデジタル体験を実現するアプリベースの農場インテリジェンスツールをリリースしました。生産者、取引業者、小売業者、信頼の置けるアドバイザー、その他の重要関係者をデジタル技術でつなぐIn-Cab
Toolは、あらゆる農場作業を完全に視覚化し、記録保管の合理化、ワークフローの向上、重要データ喪失リスクの軽減に寄与します。In-Cab
Toolは農場の天候状況・予測機能、日々の衛星画像、予測モデリング、作物健康状態の変化の自動検知など、FarmCommand™プラットフォームの既存の専売機能との統合により、基礎的な意思決定支援をよりいっそう充実させ、農場でこれまでにない水準の効率性と収益性を実現します。
ファーマーズ・エッジは、先頃よりCNHi、グローバル・アグ・リスク・ソリューションズ、PartnerRe、HBS、Raven、リンジー・コーポレーション、リチャードソン・パイオニア、NuFarmといった有力農業企業との間で築いた戦略的な協業関係を基盤として、最高水準の適合性と柔軟性を実現すべく、In-Cab
Toolを設計しました。このツールは、異機種混在の最新農業機械と無線で接続され、ジョブの計画、ライブでのデータストリーミングやデータマッピング、現場作業の調整、整備スケジュールの管理、補給品の追跡、情報共有に使用でき、この種のモバイルプラットフォームとして最も先進的なものとなります。ブランドの違いに左右されない当社製テレマティクス機器を新たに機能強化したGen.
2 CanPlug™の活用により、すべてのデータを自動的に収集・転送・処理し、確実に重要な記録を保持して正確なレポートを実現します。
ファーマーズ・エッジのロン・オズボーン最高戦略・製品責任者(CSPO)は、次のように述べています。「ライブのインタラクティブ性と自動レポート機能の組み合わせにより、生産者や小売業者などの関係者が農場の収益や生産性に影響を及ぼし得る要素を見つけて、それに対処しやすくなります。散布機をよりインテリジェントに搬送する、運転者の手すき状態を減らす、カスタムアプリケーションのモニタリングで精度を確保する、各ジョブで最も性能を発揮している農機を把握するという場面のいずれでも、FarmCommand
In-Cab Toolは比類なき透明性と柔軟性によりデータの価値を最大限に引き出します。」
In-Cab Toolの仕組み
In-Cab Toolは、ブルートゥースによってファーマーズ・エッジのGen. 2
CanPlugに接続し、播種・散布・収穫・施肥アプリケーションや、フィールドメンテナンスジョブのリアルタイムデータを、農機性能診断の情報と共に、タブレット、コンピューター、モバイル機器に無線ストリーミング配信します。本ツールは、クラウドとの自動同期により、すべてのデータを一元的に保持します。管理者ビューと作業者ビューを併用することで、リモート操作によるモニタリング、スケジュール設定、管理を通じ、現場作業の管理向上が実現します。
管理者ビュー:農地の管理者は本ツールを使用して農地内の複数の農機と接続し、一元的に表示することができます。機械間の表示切り替えも容易です。ジョブ内の農機をクイックタップすると作業者ビューが表示され、ジョブの詳細データを確認できます。シンプル方法により、農地内の進行中のジョブすべてを表示し、ジョブ情報の確認、記録の整理・保持、利益の正確な把握を行うことが可能です。
作業者ビュー:農地の作業者はモバイル機器やタブレットから直接接続して、農機のライブビューが可能です。1回タップすれば、出先でも計画を調整したり、ライブで施肥や収穫量を確認したり、極めて重要なデータを管理者や信頼の置けるアドバイザーと簡単に共有したりすることができます。
今後のリリース予定
ファーマーズ・エッジは、下記の通り、今後のIn-Cab Toolの機能強化についても発表しました。
リアルタイム収穫管理:穀物在庫管理の自動化機能をさらに強化し、統合的な基準により手動での収穫データ入力が一切不要となり、正確で最新の記録保持を保証します。
統合市場データ:生産者が収穫物から最大限に価値を引き出せるよう、とうもろこし、大豆、菜種、小麦など、最人気の農産物に関する詳細情報と共に、1日の市場活動を常に把握することができます。
リアルタイム・キネマティクス(RTK):CanPlugの力を活用したRTKは、取引業者にとっても生産者にとってもメリットになります。ファーマーズ・エッジは基地局を持つパートナーや取引業者のネットワークと協力して、地球の大気によって生じる位置決めエラーを訂正する信号を送信します。
A/B回線共有:より高水準のリアルタイム接続を実現するため、複数の農機や農具の間で回線を共有できるようにする機能です。
専売機能の概要
FarmCommandに統合されたIn-Cab Toolは、下記の独自の既存デジタル意思決定支援ツール群を補完するものです。
ハイパーローカル(超地域密着)気象データ:FarmCommandは農地内の気象観測設備に接続し、その時点での天候、予測、レーダー、その他の現場中心の気象データを提供します。このようなハイパーローカル情報はスケジュール設定を支えたり、予測モデルの入力データとして窒素肥料投入の正確なアドバイス、害虫や作物の病気の予測、作物生育段階の判定を支えたりします。
リアルタイム補給品管理:種子・農薬・肥料を現場から直接管理し、補給品や費用を追跡できます。補給品を事前設定すれば迅速なジョブ設定が可能になり、またその場での新規入力も可能です。
自動作物在庫管理:農地ごとの作物・品種・総重量を一覧表示して、収穫成果を迅速にまとめ、記録保持を向上できます。
毎日の画像撮影と独自の地図レイヤー:高品質画像の地図レイヤーのセットを利用して、農地の状況を隅々まで把握できます。毎日撮影される衛星画像により作物の健康状態の推移をモニタリングして問題を早期に発見し、また農機の場所を示す地図セットから施肥の確認や成果の測定を行うことができます。地図をレイヤー表示したり並置比較したりして季節ごとの状況確認や新規パターンの発見に役立てることができます。
作物健康状態の自動検知:作物健康状態変動地図・通知機能により、自動的に画像スキャンを行い、農地で何らかの変動が見られた際にアラートを発します。害虫、疫病、栄養不足、悪天候、誤った施肥、農機の不具合、水はけなどの問題を正確に示す独特無比のツールで、生産者がスカウティング(観察作業)の優先順位を決定したり、問題をより容易に特定したり、収穫量に影響が及ぶ前に作物ストレスに対処したりすることで、日々の画像の価値を高めます。統合GPS機能により、農地内の変動や問題が見られる地点に移動して観察記録、画像撮影、情報共有を行うことが容易になります。
提供について
In-Cab Toolは現在、アイチューンズ(iOS
1.35.9)とグーグルプレイ(Android
1.35.9)で提供中です。
FarmCommand In-Cab Toolの詳細については、https://www.FarmersEdge.ca/InCabToolをご覧ください。
ファーマーズ・エッジについて
ファーマーズ・エッジはデシジョンアグリカルチャーの世界的リーダー企業であり、世界の4200万エーカー以上の有料商品の農地で精密デジタルソリューションを提供しています。ファーマーズ・エッジは現場重視のデータ、使いやすいソフトウエア、最先端の処理技術、予測モデル、高度な農業分析を統合することで、少ない労力で生産量を上げるための拡張性のあるソリューションを生産者に提供しています。革新的なデジタル農業ツールを利用するファーマーズ・エッジのソリューションは、高収穫・高品質の作物の持続可能な生産に重点を置きながら、農場における投入量の最適化、環境影響の最小化、経済的継続性の保護を実現できるように設計されています。種子の選定から収穫高データの分析に至るまで、ファーマーズ・エッジはビッグデータをタイムリーで正確な知見に変換し、情報に基づく意思決定を支援しています。ファーマーズ・エッジの詳細については、FarmersEdge.caまたはFarmersEdgeUSA.comをご覧ください。
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