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あした(次世代)の人事に関するシンクタンク「あしたのチーム総研」が大手製造会社の失敗策から見る“成果主義”についてのレポート第1弾を発表!



あしたのチーム総研成果主義レポート


あしたのチーム総研成果主義レポート 納得できる目標設定

 人事評価及び、あした(次世代)のHRに関する業界ニュースの配信、HR業界の調査・研究を行うあしたのチーム総研(運営会社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 恭介)は、近日、「脱年功給」「成果主義」と題された記事が、新聞を賑わせていることを受け、大手製造会社の失敗策から見る「成果主義」と「今必要とされている新しい成果主義」についてレポートを発表致しました。今後も人事業界の研究機関として、レポートを配信し、業界を先導していく予定です。



◆URL: http://ashita-team-soken.com/research/20160419.html





1. “従来の成果主義”に替わる、今必要とされている“新しい成果主義”を考える

(1) 「成果主義」は悪だったのか ~「大手製造会社F社の失敗」から~

 私たちが「成果主義」と聞いてあまり好印象を受けないのは、かつて成果主義を導入したことで、あの大手製造会社F社が「負け組」とまで呼ばれた過去があるからかもしれません。確かにF社は成果主義導入後、一気に業績が悪化しました。しかし、その原因が成果主義の導入だと結論付けるには早すぎます。なぜなら、F社へ業績不振という結果をもたらしたのは、F社が「日本の製造業」であり「日本的雇用形態の大企業である」ことと、成果主義が「ショートスパンでの結果評価」だったことの取り合わせにあるからです。

 それまでF社をはじめ日本の製造業は、じっくりと時間をかけてヒトとモノを成長させ、長期的な視点での製品開発によって「Made in Japan」のクオリティを生み、世界的な評価を得てきました。それはそのまま業績となり、彼らを一流企業へと押し上げました。



 ところが、成果主義の評価サイクルは、彼らの「長期的な視点」と真逆のものでした。ショートスパンで利益を出し評価する成果主義では、長期的な人材の育成も製品の開発も待ってはくれません。これにより、F社の社員は近視眼的発想に流れざるを得なくなり、その結果、当初の「Made in Japan」を生み出すことができない、すなわちヒット商品を生むことができず、業績不振へと陥りました。



(2) 中小企業にあてはめて

 日本の大企業の雇用形態は、従来、終身雇用を前提に優秀な人材が当たり前に集まり、時間をかけてしっかりと教育していくことが基盤となっていました。そんな彼らにとっては、突然の近視眼的発想は歯車を狂わせるものでした。しかし、中小企業にあてはめてみると、F社のような一流企業が見据えている10年先、20年先は、中小企業にとっては考えられません。誤解を恐れずに言えば、“考えるべきではない”未来。集まる人材も、企業としての成熟度も及ばない中小企業は、もっと確実な将来、例えば3年先、1年先、むしろ今日のことを考えるべきです。





2. 新しい成果主義へのヒント:「やれ」では響かない経営陣の想い

(1) 従来の“付与型成果主義”

 日本において近視眼的発想が毛嫌いされるのは、既に触れているように「長期スケジュール」と合致しないことに起因します。さらに進んで考えると、成果主義において唯一の判断基準である「結果」は、現場にとっては「説明もなく設定された目標」といえます。この、会社から一方的に定められたゴールに対し、納得感も持てないままにレースが始まり、これまでの制度で大切とされてきた「時間」が無視され、「その時出来た人」から順位づけされることに、我々は戸惑っています。

 当然、会社の経営陣が現場に課した目標は、あらゆる事情や期待を込めたものですが、下からでは上の景色は見えません。目標の意味をしっかり説明し、合意しない以上、それがどんなに正当なものであったとしても、現場に受け入れられることはありません。



(2) 納得できる評価は、納得できる目標から

 自分の知らない間に自分のスキルや事情を無視して設定された目標には、人はなかなか全力になれません。しかし、なぜそれが必要なのかをしっかりと伝えられ、自分の立ち位置を踏まえて設定されたゴールならば、ぐっと納得感が持てるものです。さらに、そのゴール設定を、自らの意見を加味して設定できるとしたらどうでしょう。自分と会社とが話し合い、納得しあってたてた目標で評価されるとしたら、従来の成果主義でははかりきれなかった部分も、評価対象になり得ます。



・あしたのチーム総研成果主義レポート 納得できる目標設定

https://www.atpress.ne.jp/releases/98950/img_98950_2.jpg





【あしたのチーム総研とは】

 「あしたのチーム総研」とは、人事評価及び、あした(次世代)のHRに関するシンクタンクです。人事評価制度導入企業及び、検討した企業会員からリアルな声を集め、調査し、ユーザーの声を社会に発信する活動などを行う以外に、人事に関わる最新動向や先進事例が学べるセミナーを開催。業界の第一線で活躍する講師の講演会など、人事業務にまつわるトピックを効率的に学べる場を提供いたします。今後は、定期的に当サイトを通じて業界レポートや、調査結果を発表し、また要望のあるクライアント企業様向けに「アンケート調査」「セミナーサービス」「広告サービス」などを提供しています。



 このレポートは、株式会社あしたのチームがPR・マーケティングサービスを提供する株式会社ベイニッチ(本社:東京都港区、代表取締役:石川 友夫)の「総研・シンクタンク構築サービス」を活用して、両社共同で、人事評価制度をはじめとする人事業界の発展のために、調査研究及び広報・広告活動を行うことを目的として設立した「あしたのチーム総研」のサービスの一環です。





【『あしたのチーム総研』概要】

名称  : あしたのチーム総研

サイト : http:www.ashita-team-soken.com

事務局 : 株式会社あしたのチーム内

事業内容: 人事評価及び、あした(次世代)のHRに関するシンクタンク

      HRに関する業界ニュースの配信、HR業界の調査・研究等





【会社概要】

会社名  : 株式会社あしたのチーム

代表者  : 代表取締役社長 高橋 恭介

本社所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座6-4-1 東海堂銀座ビル 6F

事業内容 : ・あしたの人事評価クラウド「コンピリーダー」

       ・あしたの人事評価運用支援

       ・あしたの人事評価制度構築コンサルティング

       ・組織診断クラウド「Seven Eyes Dock」の提供

       ・人材紹介事業(ベンチャー求人紹介)

       ・採用コンサルティング事業

       ・教育・研修事業

資本金  : 2億6,810万円(資本準備金含む)

設立   : 2008年9月25日

URL    : http://www.ashita-team.com/



名称  : 株式会社ベイニッチ

所在地 : 東京都港区北青山2-7-26 メゾン青山1001

代表者 : 代表取締役 石川 友夫

URL   : http://www.baynich.jp/





【関連サイト】

(1) 業界動向をいち早く配信「あしたのHRニュース」

http://www.ashita-hr-news.com/

 あしたのHRニュースは、採用・管理・人事考課・賃金・人材育成・サービス(クラウド勤怠管理)などの、「HR」に関する業界ニュースを配信しています。
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