ディズニー、ソニー・ピクチャーズが日本での今夏公開映画に採用
スマホで聴く音声ガイド
メガネで見る字幕ガイド
バリアフリー対応マーク
同技術の採用はこれまで邦画がほとんどでしたが、日本のみとはいえハリウッドの複数の映画会社が採用したことで、日本生まれの技術がバリアフリー上映方式の国際的なデファクトスタンダード(事実上の標準)となる可能性が高まりました。同技術は、障害者対応だけでなく、多言語対応も可能なことから、エヴィクサーはまず米国での採用を働きかけます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/404914/LL_img_404914_1.png
ディズニー、ソニー・ピクチャーズが日本での今夏公開映画に採用
「HELLO! MOVIE」の音響通信技術は「暗号化したデータを埋め込んだ特殊な音(透かし音)」やデータベース上に保存されている音(音源)の「特徴点(フィンガープリント)」をスマホやスマートグラス、ロボット端末などのデバイスが自動認識することで、デバイスをリアルタイムでコントロールします。例えば、映画本編の直前に上映される広告や盗撮防止のキャンペーン映像に透かし音を入れ、本編に手を加えることなく字幕や音声ガイドをコントロールします。この特許はエヴィクサーが2017年7月に日本で取得し、米国、中国、欧州、韓国、台湾、香港でも取得しています。バリアフリー上映は世界的な課題となっており、映画館の映写機器の設備投資を必要としないうえ、映画本編にも手を加えない「HELLO! MOVIE」が有利な状況にあります。
そのためエヴィクサーは23年12月に「HELLO! MOVIE」事業を分割して子会社のハロームービー株式会社を新設し、グローバル展開に乗り出しています。
一方、エヴィクサーによる音響透かしと音響フィンガープリントを用いた偽・誤情報対策クラウドシステムの開発は、このほど総務省の「インターネット上の偽・誤情報対策技術の開発・実証事業」に採択され、生成AI(人工知能)によるディープフェイク(人物画像合成)動画の悪用防止に貢献しようとしています。このほか、ドローンからスマホに音響通信し、人が行けない場所に防災情報を提供するなど防災分野や、博物館の非接触の多言語サービスにも活用されており、音響通信技術による社会貢献をこれからも進化させてまいります。
【エヴィクサー株式会社の概要】
社名 : エヴィクサー株式会社
設立 : 2004年(平成16年)3月12日、
東証TOKYO PRO Marketに2021年12月株式上場(証券コード:4257)
資本金 : 6億1,360万円
事業内容 : 音の信号処理に基づくソフトウエアの研究開発および
音響通信ソリューションの提供
本社所在地: 東京都中央区新川1-17-22 松井ビル1階
電話番号 : 03-5542-5855
FAX : 03-5542-5856
URL : https://www.evixar.com/