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猛暑、2023年は最長の夏となる予想が報道されております。夏は女性にとって脱毛や美白が気になる時期のため、株式会社ハナミスイ(本社:東京都新宿区、代表取締役:方 智煥/以下、ハナミスイ)は、インティメイトエリアの脱毛と美白について、300名の女性にアンケートを実施し、質問の多かった項目を代官山ウィメンズクリニックの院長、佐藤陽一先生にご回答をいただきました。(インタビュー実施日:2023年6月29日)
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=4zD6u464I9I
代官山ウィメンズクリニックのご紹介
代官山ウィメンズクリニック院長の佐藤と申します。当院は2022年の2月に代官山に開業して以来、いま1年半ほどになります。当院は、産婦人科と乳腺外科と、美容皮膚科が診療科としてあります。それぞれ、妊娠管理であったり、妊婦さん、赤ちゃんの管理、並びに婦人科ではおりもの異常であったり、生理不順、その他腫瘍、ガンですね、そういった診療を行っております。
乳腺外科におきましても、大学病院と提携のうえで乳腺外科医が診療を行っていて、美容皮膚科の方は、お顔、あるいは身体の施術、いわゆる一般的な美容の医療をやっております。
当院の特徴としては、まず、第一に我々医師メンバー、スタッフメンバーは、それぞれ高度医療施設、大学病院であったりとかそういったところで、第一線で活躍してきたメンバーで構成させていただいていて、小さいクリニックなんですけれど、高度施設と変わらない医療の質というものをまず第一に、安心、安全を担保するという形で安全な医療を提供させていただいています。
インティメイトエリア*の脱毛について (*外陰部を含むデリケートな部分)
Q1. そもそもインティメイトエリアの脱毛は必要なものなのでしょうか?
脱毛に関しては、必要か、必要じゃないかと言いますと、どっちでもいい、という考えで良いと思います。ご自身の審美的な意味合いで脱毛したい方も多いですし、もちろん特殊な状況で脱毛したほうがいい状況というものもごくわずかではありますけれども。まず、必要か必要でないかで言うと、ご本人の希望でいいのかなと思います。
メリットとしては衛生的に良くなるであるとか、ケアが楽になるであるとか、そういったメリットというのがありますが、それは個々のそれぞれの方のそれぞれの状況、みなさん違うと思うので、よくよく調べたり、我々に相談をしていただければ、それぞれのメリット、デメリットというのはあると思います。
Q2. 脱毛に興味がある方がクリニックに相談に来ることはありますか?
例えばエステであったりとか、美容クリニックで脱毛をしようとしたけれども、ちょっと説明が不十分であったとか、あるいは何か外陰部に異常があることを指摘されて一度婦人科に受診するように進められて相談にいらっしゃるだとか、そういった方はいらっしゃいますね。
Q3. 自宅で行う脱毛について、安全性とリスクは何かありますか。
まず、脱毛もセルフケア、ホームケア、エステでやるもの、医療機関でやるもの、と大きく分けられると思うんですけれども、強さ、侵襲性という意味では、ホームケアからエステ、クリニックという風な順番で上がっていくと思うんですよね。ホームケアで言いますと、どうしても強いお薬であったりとか、強い治療というのはできないので、安全性としては特に問題ないかなと思います。
Q4. 脱毛してトラブルがあった方も相談に来ると思いますが、どのようなアドバイスや案内をされますか?
脱毛自体もホームケア、セルフケアでやれることもたくさんありますし、医療脱毛になると値段も高いですし痛みも伴ったりするので「エステの方が私はいいわ」とか、「ホームケアぐらいがいいわ」とか、みなさんそれぞれあると思うんですよ。もちろん特殊な病態の方で、医療脱毛が良い方とか、そういった方はいらっしゃいますけれども、一般的にいって、特にホームケアを否定するようなこともないですし、医療(脱毛)を皆さんに薦めるということも特に思わないです。
Q5.脱毛をせざるを得ない状況というのはどういう時が考えられますか?
脱毛せざるを得ない状況は、考えられるとしたら、例えば「ケジラミ」という感染症ですね。そういった菌が付着して治りが悪いケースであったり、あとは手術を受ける場合が考えられると思いますね。
インティメイトエリア*の美白について (*外陰部を含むデリケートな部分)
Q1. インティメイトエリア*の美白について、クリニックで行う美白プログラムやアドバイスをすることもありますか?(*外陰部を含むデリケートな部分)
世の中には あらゆる化粧品や美白クリームはあるので、そういったものであったりとか、レーザー治療というのはこの先始めて行く予定ではあります。
Q2. そもそもインティメイトエリアの美白は必要なものなのでしょうか?
美白についても脱毛と同様、特に「絶対必要」ということはなくて、病的な状態ではないので。色素沈着に関しても、審美的な部分でご本人の希望で(黒ずみが)気になる方は取る、特に気にならない方は、病気ではないのでそこは問題ないかと思います。
Q3. 黒ずみの原因とはなんでしょうか。
一言で言うと色素沈着っていうところなんですが、物理的な摩擦の積み重ねであったり、あとはホルモンですね。エストロゲンとか。
Q4.黒ずみや色素沈着の予防は可能ですか?
摩擦に関しては、例えば下着によるこすれであったり、トイレットペーパーでの摩擦であったり、生理用のナプキンであったりということが言われていて、じゃぁ、それを防ぐことができるのかというと、ちょっと現実的ではないと思うんですよね。あまり過剰にこすりすぎないであったり、そういったことくらいしかなかなかできることはないですよね。
Q5.普段からセルフケアをすれば予防・美白はできるものなのでしょうか?
妊娠中にはエストロゲンというものがすごく過剰に分泌されるので、乳輪やデリケートゾーンというのが色素沈着を起こしやすいです。女性のそれぞれのライフステージによって、ホルモン分泌の変化というものが起こるものなので、なかなか予防という面では難しいかもしれないですね。
Q6. 美白は、セルフでやっても安全なものでしょうか?
美白に関しても、特に強すぎるお薬というのは市販されていないので、自分でケアしていただくのは全く問題ないと思います。
Q7. ホームケアとクリニックでのケアは何が違うのでしょうか?
使う薬剤の強さも違いますが、レーザー治療とかはなかなかご自分ではできないので、もちろん世界でも凄く研究が進んでいて次々と新しい機械というのは出ています。その中でどうしても、玉石混交しているので、なかなか見極めるのが難しいと思うので何か困った場合は婦人科の専門の先生に聞いていただいて、あるいは、美容のことも専門の先生に聞いていただいてレーザーの治療を選択していく、ということも(一つの)手かな、と思いますね。
Q8. クリニックでレーザー治療をした後のケアは必要ですか?
そもそも黒ずみの原因というのが日常的な摩擦の原因の部分もすごく多いので、クリニックで(治療を)やって終了ではやっぱり難しい。普段からご自分のケアであったり、ケア商品を使ったものを続けていくこと。プラス、やっぱり気になってきた時に短期集中でレーザー治療などをはさむ、そういったことは大事だと思います。
Q9. 美白をするデメリットやリスクはありますか?
デメリットとしては特にないと思うんですけれど、リスクとしてはやはり、これは脱毛も同様なんですが、デリケートゾーンを扱うということの危険性っていうのはあるんですね。やはり、粘膜で人間が生物学的に毛によって守ろうとしている部分なので、非常に敏感なんですよね。外陰部に関しても特に動くので、切れてしまったり、性交渉によって切れてしまったり、外傷を受けやすい部分でもあるんです。あるいは、性感染症であったり、毛嚢炎というニキビのひどいようなものですね、そういうものも起こしやすい部分ではあるので、何か異常を察知したら一度、専門の機関で外陰部については診察をしてもらったうえで、美容クリニックとかで施術を受ける、それはすごい大事だと思いますね。
Q10. 美白についておすすめのホームケアを教えてください。
市販のものでもいろいろ研究が進んでいて次々新しいものが出ているので、なかなか「これが効く」、ということは申し上げられないんですけれども、もちろん美白成分が入っているものとか、そういったものもたくさんあるので、試してみるのもいいと思います。あとはできるだけ気になっても、ゴシゴシ洗わないであるとか、トイレでもゴシゴシ拭かないとか、一見すると当たり前のようなケアということが一つ一つの積み重ねで大事になってくるかなと。あとは、妊娠出産後の方であれば、妊娠出産がおわって授乳期に入っている時に、エストロゲンが下がってくるとき、そういった個人差はありますけれど、半年から一年、授乳が終わってそれでもやはり色素沈着が残っているような場合は、少しレーザー治療であったり、侵襲的な治療も考えてもいいかもしれないですね。
ご視聴いただいている方に一言をお願いします。
どうしても繰り返しになりますけれども、外陰部はすごくデリケートな部分なので、粘膜ですし、人間が毛で守ろうとしていた部分における、そういった施術においては、小さいトラブルも起きやすいというのが現状です。ただ、もちろん命にかかわるようなことになるのは非常に少ないので、そんなに心配しすぎないで結構だとは思うんですけれども、なにか困ったら、産婦人科の専門医がいるような場所で一度意見を聞いてみるのも全く問題ないかなと思います。
インティメイトエリアの脱毛や美白に関しては、やはり専門家に相談するのがよさそうです。
代官山ウィメンズクリニックについて
所在地:東京都渋谷区猿楽町14-23
診療科目:産婦人科・乳腺外科・皮膚科
診療時間:10:00〜13:00、15:00~18:00(乳腺外科は不定期土曜日予定)/休診日:木曜日
※日曜日 産婦人科・乳腺外科:10:00〜15:00、皮膚科:10:00〜17:00
代官山ウィメンズクリニックHP:https://dw-clinic.jp/
※診療内容に関するご相談やお問い合わせは、直接クリニックまでお願いします。