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ありがとう 炭鉱電車プロジェクト 瀬木監督によるメモリアル映像2本をYouTubeチャンネルで公開 100年以上続いた炭鉱電車の“風景の資産”を未来に残すプロジェクト



紅い恋人編


炭鉱電車の一日編


瀬木直貴監督

三井化学株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修)は、大牟田工場(福岡県大牟田市)において原材料の搬入等に使用してきた三井化学専用線(旧三池炭鉱専用鉄道)を2020年5月7日をもって廃止致しましたが、三池炭鉱の時代から現在に至るまで100年以上の長きにわたり活躍を続けてくれた炭鉱電車への感謝と、未来に向けたレガシーとしての活用を検討する「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」を進めております。

今般、九州・大牟田/荒尾地域と共にあった炭鉱電車の動く最後の姿を記録として残すため、映画監督の瀬木 直貴氏による短編映像2本の制作を進めてまいりましたが、2020年9月28日にYouTubeの三井化学公式チャンネルにて公開いたしました。

また、制作した映像を地域の資産として自由に活用して頂くべく、大牟田市等関係者へ9月27日(日)に贈呈いたしました。





■短編映像

(1)紅い恋人編(11m02s)

https://youtu.be/7DdupuFWWNU

炭鉱電車と共に過ごした方々へのインタビューや過去の貴重な映像資料などを通して、改めて炭鉱電車の魅力を掘り起こします。また、みなさんから頂いたエピソードをもとに詩人の道山 れいん氏に詩を書き起こしていただき、映像中に流れる音楽はアーティストSeiho氏による炭鉱電車の音源を用いたコラボレーション楽曲になっています。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/227802/LL_img_227802_1.jpg

紅い恋人編



(2)炭鉱電車の一日編(13m20s)

https://youtu.be/H6sZ6VK6xZo

炭鉱電車の運行、整備に長く携わってきた方々の一日の仕事を追いかけたドキュメンタリーです。運転や整備の様子、機関庫や工場内を走る様子など、貴重な映像とともにお楽しみください。



画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/227802/LL_img_227802_2.jpg

炭鉱電車の一日編



■瀬木 直貴監督のコメント

撮影からひと月後の2020年5月に炭鉱電車は運転を停止し、7月には豪雨により甚大な被害に見舞われました。にもかかわらず、僕は淡々と映像の仕上げ作業を進めました。目の前のモニターには生きた炭鉱電車が映っているから。そう、道山 れいん氏の詩の一節にあるように、僕の中ではずっと炭鉱電車が走っていました。朝にはじまり夜に終わる二本の映像作品『紅い恋人』『炭鉱電車の一日』は、消えゆく炭鉱電車の葬送曲ではなく、夜が明ければまた新しい朝を迎えるという大牟田の日常の風景です。願わくは、炭鉱電車にも新しい朝が来ることを期待しています。





■瀬木 直貴監督のプロフィール



画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/227802/LL_img_227802_3.jpg

瀬木直貴監督



映画監督のほかテレビ番組やCMのディレクターとしても活躍。エッセイ、環境・教育・人権に関する講演活動、各地のまちづくりアドバイザーも務め、地域コミュニティをモチーフにした作品に定評がある。近年の主な作品として、大牟田を舞台にした『いのちスケッチ』(2019)、『恋のしずく』(2018)、『マザーレイク』(2016)など。





■炭鉱電車( https://jp.mitsuichemicals.com/jp/coalmine_train )

古くは1878年、三池炭鉱から石炭を搬出するために敷設された馬車鉄道がはじまりの九州・大牟田/荒尾地区を走っていた鉄道車両です。1891年には蒸気機関車の運転が開始され、1909年から電車が走り始め、地方鉄道として地域の方々の足として使われた時期もありました。大牟田/荒尾の風景として、町の人たちからは「炭鉱電車」の愛称で親しまれていましたが、2020年5月、残された最後の三井化学専用線が廃止され、100年以上の歴史に幕を下ろしました。なお、鉄道敷跡は「明治日本の産業革命遺産」として2015年に世界文化遺産に登録されています。

三井化学では、この貴重な車両と歴史を未来に向けたレガシーとして活用検討する「ありがとう炭鉱電車プロジェクト」を進めています。

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