『たわら庵』入り口
『たわら庵』坪庭
『たわら庵』吹き抜け土間
『たわら庵』内観
詳細: http://www.machiya-inn.net/
【背景】
当社は、京都の伝統家屋・京町家の「継承」を目的に、貸切りの宿として運営し有効活用することで、京都らしい景観の保全・地域活性化を目指し、現在市内に全25軒を展開。「京都に暮らす」ように滞在する旅を提供しています。
26、27軒目となる『たわら庵』は、日本の文化的資産の維持発展の一環として、株式会社レーサム(所在地:東京都千代田区/代表取締役:田中 剛)との共創により、この度、オープンする運びとなりました。
【京都『たわら庵』について】
今回オープンする『たわら庵』は、京都中心の俵屋町、京都御所の入り口まで徒歩10分、鴨川まで徒歩10分という場所にあります。
明治30年築の大規模な京町家で、明治時代の大工の精巧な技術を受け継いでおり、現代の熟練の大工による強い熱意と高い技術によって、当時の木材を最大限に利用し、当時の技術を再現しています。東館と西館という2つの宿泊棟で構成され、それぞれの仕切りとして、京都の木々と当時の瓦を使った坪庭を配置した、落ち着いて暮らせる宿泊施設となりました。
■『たわら庵』東館
<匠の技が随所に残る稀少な町家長屋>
今では再現が難しい、当時の大工仕事が残る屋敷で、随所に意匠をみることができます。床の間に使用されている「さるすべり」の変木も古くから残る貴重なもの。また、釘の1本1本が手作りされており、今でも一部は生かされています。
<高野槙風呂>
木風呂の最高級品といわれる高野槙風呂を設え、きめ細かい木目の黄白色と美しい光沢、高野槙の香りを楽しむことができます。
■『たわら庵』西館
<京都の山木を設えた広い坪庭>
京都の山に実際に生えている木々をあしらい、瓦や葛石を再利用して、京都の風景を表現。広々と贅沢な空間を坪庭として使い、部屋の中から眺めることができるように設計されています。
<瓦と一体になった天窓>
職人の作業場として建てられた屋敷で、天井の高い土間には天窓があしらわれています。天窓は瓦と一体として作られており、大変珍しいものです。
【施設概要】
施設名称:京都『たわら庵』
所在地 :京都市中京区富小路二条下ル俵屋町190
収容数 :定員19名(東館10名、西館9名)
竣工年 :東館1897年、西館1932年(木造地上2階建)
面積 :敷地約275平方メートル 約83坪、
延床約210平方メートル 約64坪
所有 :株式会社レーサム
運営 :株式会社京町家の宿
予約方法:京町家の宿 公式サイトより( http://www.machiya-inn.net/ )