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新入社員の6割超が「希望どおり」就職 「定年まで働きたい」が増加


2025年春の新入社員を対象にした調査によると、「定年まで同じ会社で働きたい」と考える新入社員が36.9%と昨年より増加したことが明らかになりました。この調査は福岡市のNCBリサーチ&コンサルティングが実施し、九州や中国地方の新入社員セミナー参加者878人の回答を分析しました。一方で、「いずれは転職したい」や「自分に向かなければ転職したい」と考える人の割合は42.0%で、前年より減少しました。結果として、全体的に就職先への満足度が高まり、安定を求める傾向が強まっていることが伺えます。会社の雰囲気やイメージが就職先選びの重要な要素となっており、人手不足の売り手市場がこの流れに影響を与えていると分析されています。

 2025年春の新入社員に実施した民間調査によると、「定年まで同じ会社で働きたい」と回答した人が全体の3割超を占め、昨年より増加した。退職代行サービスがもてはやされ、早期退職する若者が注目されるが、定年まで勤め続けたいと、安定を求める若者も少なくないようだ。

 調査はNCBリサーチ&コンサルティング(福岡市)が3~4月に実施。九州や中国地方で同社の新入社員セミナー・研修に参加した878人の回答をまとめた。

 就職活動の結果、希望していた会社に就職できたか尋ねると、「希望どおり」が62・4%を占めた。調査を開始した12年以降で最も高い割合となった。「ほぼ希望どおり」(34・5%)を合わせると96・9%に達し、人手不足の売り手市場が続く中、満足度の高さがうかがえる。就職先を決める時に重視したことのトップは、前年同様「会社の雰囲気・イメージ」だった。

 就職した会社でいつまで働くつもりか意向を聞くと、「定年まで」と答えた人が前年より8・6ポイント上昇し、36・9%となった。

 逆に「いずれは転職したい」は11・6%、「自分に向かなければ転職したい」は22・8%、「いずれは独立・起業したい」は7・6%だった。転職や独立志向の人は計42・0%と、前年から11・5ポイント減った。

 NCBリサーチ&コンサルティングは「就職先への満足度が高まったこともあり、安定を求める傾向が反映されている」と分析した。【嶋田夕子】

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