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アメリカ、ウクライナへの機密情報提供を一時停止 圧力強める


米中央情報局(CIA)はロシアの侵攻を受けるウクライナへの機密情報提供を一時停止している。トランプ米大統領が軍事支援停止を指示したことに伴うもので、ウクライナ軍はこの情報をロシア軍の標的特定に利用していたため、今回の措置は打撃となる。トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談での対立を受けての決断とされ、ラトクリフCIA長官は和平努力に疑問を呈しつつも、今後情報共有が再開される可能性を示唆している。ウクライナのゼレンスキー大統領が鉱物資源の共同開発合意や和平交渉に前向きな姿勢を示したことが評価されており、信頼醸成の進展次第で支援再開が検討される見込み。

 米中央情報局(CIA)のラトクリフ長官は5日のFOXビジネスの番組で、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの機密情報の提供を一時停止していると明らかにした。トランプ米大統領は3日に軍事支援の停止を指示し、ウクライナへの圧力を強めている。欧米メディアによると、ウクライナ軍は機密情報をロシア軍の標的を特定する際に利用しており、打撃となりそうだ。

 トランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領は、2月末の会談で言い合いになり、決裂した。ラトクリフ氏は「トランプ氏はゼレンスキー氏が和平プロセスに真剣に取り組んでいるのかどうか疑問を抱いている」と説明した。ただゼレンスキー氏が4日に和平に取り組む姿勢を示したことにも言及。今後情報共有が再開される可能性もあるとの見解を示した。

 米紙ワシントン・ポストによると、ロシア側から攻撃を受けているウクライナ軍の部隊を防衛するための情報を除く、ほぼすべての情報の共有が停止された。

 一方、ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は5日のFOXニュースの番組で、ゼレンスキー氏が鉱物資源の共同開発を巡る合意への署名や、和平交渉に前向きな姿勢を示したことについて、「良いポジティブな一歩だ」と評価。ウクライナへの支援の再開については、「交渉に向けて前進し、信頼醸成の措置をテーブルに載せるようになれば、トランプ氏は真剣に検討するだろう」と語った。【ワシントン松井聡】

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