いじめ調査、遺族に最終報告＝中２女子死亡で第三者委―北海道・旭川

　北海道旭川市で昨年３月、いじめを受けていた中学２年の広瀬爽彩さん＝当時（１４）＝が凍死した状態で見つかった問題で、市教育委員会は７日、事実関係を調べていた第三者委員会が遺族側に調査結果の最終報告書案を示したことを明らかにした。内容の詳細は９月中旬に公表する。 　市教委が設置した第三者委は８月３１日、遺族側に報告書案の一部を提示していた。関係者によると、この時は完成版ではなかったため、学校や市教委の対応に関する検証や、再発防止策については触れられていなかったという。　 　遺族側は全体の報告内容を踏まえ、調査結果に不十分な点があれば、市長直属の第三者委を設置して再調査するよう求める方針。 　第三者委の調査は昨年５月に始まり、今年４月に中間報告を公表した。広瀬さんが生徒７人から性的な動画を要求されるなど６項目のいじめを受けていたと認定し、８月末までに最終報告をまとめるとしていた。（了）【時事通信社】