テーマは「本物の『木』に触れる。本物の『手』に触れる」。鎌倉市外在住の方も大歓迎です。
「子どもたちに、森の恵みと知恵を伝える」活動の柱として、木和堂は「鎌倉みんなのけんちく学校」を毎年開催しています。
■2024年度プログラム
つくる!たてる!こわす!小さな木のおうち
職人のわざと木のおうちの建築・解体・再生を学ぶ連続ワークショップ
第1回(7/22 AM) 小さなおうちを知ろう
第2回(7/22 PM) 設計のわざ
第3回(7/23 AM) とびらのわざ
第4回(7/23 PM) 解体のわざ
第5回(8/3 AM) 壁のわざ
第6回(8/3 PM) 組み立てのわざ
第7回(8/4 AM・PM) 小さなおうちをつくってみよう
■開催概要
開催日 : 前期:2024年7月22日(月)~23日(火)
後期:2024年8月3日(土)~4日(日)
対象 : 小学3年生~高校生
参加費 : 55,000円(全7回・税込)
■『鎌倉みんなのけんちく学校』の5つの魅力
建築家や職人と一つ一つプログラムを作り上げてきました。私たちが考える『鎌倉みんなのけんちく学校』の魅力をご紹介します。
1. 五感とからだをフルに使って感じる
『鎌倉みんなのけんちく学校』では、人が植え、長い年月をかけて丹念に育ててきた森に入り、林業の現場を体験・見学します。
森で働く人の話を聞きながら、森の空気感やスギ・ヒノキの匂い、倒されたばかりの切株の湿り気など、自分の五感とからだで森を感じてほしいと思っています。
また、倒された木が乾燥、製材、加工されていく中で、どのように木の硬さや手触りが変わっていくのか、木片からどんな香りがするのか。木造の空間はどのような居心地がするのか。全回を通して、子どもたちはさまざまな形で木に触れていきます。
それら全ての体験が子どもたちの記憶に刻まれていくのです。
(2024年度は、森林・林業体験プログラムは実施されません)
2. 歴史と文化を支え続けてきた職人の仕事を間近に
法隆寺からつながる日本の木造建築文化。『鎌倉みんなのけんちく学校』の講師の皆さんは、木造建築の第一線で活躍されている方ばかりです。
自ら仕事を選び、研さんを積まれ、さらに素晴らしい技を目指して、未来を見据えながら日々お仕事をされています。
言葉は少なくとも、自らの仕事に対する厳しい姿勢、道具への愛着、職人としての矜持と向上心を持った背中は、職種を超えて、子どもたちに働くことの本質を伝えてくれます。
3. 自らの手と道具を使った本物のものづくりを体験
『鎌倉みんなのけんちく学校』では、自らの「手」を使うことを大切にしています。パソコンソフトや3Dプリンターなどが発達し、どんなに便利になっても、自分の感覚がものづくりの原点だからです。
そして、自らの手を使うものづくりに欠かせないのが道具です。限られた資源を無駄なく使いながら、美しく、理想とするものを作るために、脈々と受け継がれた知恵の結集が、今の道具なのです。
けんちく学校には子ども用のものはなにもありません。道具も素材も、プログラムの中で子どもたちが講師と一緒に作り上げるものも、すべて職人さんが扱う本物です。
「簡単ではないからこそやりがいがある」これは講師の大工さんの言葉です。
4. 日本の自然を活かす技と工夫への気づき
日本には北の亜寒帯から南の亜熱帯まで、そして海抜ゼロメートルから3千メートル級の山岳地まで、世界でもまれにみる多彩で豊かな自然があります。このような風土の中で培われてきたのが、日本の木造建築の技でした。
また、雨風を防ぎ、地震に耐え、湿度を逃がすために、素材の特徴を知り抜き、適材適所で活かし、組み立て方に工夫が凝らされています。それはいわば、自然を相手にしたチャレンジの連続でもありました。
今ある資源を最大限に生かし、目の前の課題に対してできることは何か。
『鎌倉みんなのけんちく学校』で学ぶ職人さんの技と知恵は、これからの社会を生きる子どもたちに、自ら解決策を考えていくことの大切さも示してくれます。
5. 連続講座を通してもたらされる子どもたち自身の発見
『鎌倉みんなのけんちく学校』は連続講座となっており、1回ごとの参加はできません。森で木を育てるところから、家を建てるまでにはさまざまな職人さんが関わっています。
誰一人、抜けても成立しません。それぞれが役割を担うことで素晴らしい建築が出来上がるのです。そして、職人さんは自分の得意なこと、好きなことを生かして仕事をしています。
(出典元の情報/画像より一部抜粋)
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※出典:プレスリリース