「腸活」に良いというイメージが浸透している乳酸菌ですが、実は健康な美肌作りにも良いことが判明しています。
善玉菌の一つである乳酸菌は、”腸内フローラ”と”肌フローラ”のどちらにも存在し、健康的に美しい肌を保つ重要な役割を果たすもの。
さらに、天然保湿因子に相似した独自の保湿成分を作るほか、乳酸菌の一種から高品質なヒアルロン酸を作り出します。
乳酸菌由来の保湿成分2種類(乳酸菌発酵エキス、高分子ヒアルロン酸)を併用することで、より高い保湿力を得ることも判明しています。
ヒアルロン酸は潤いと柔軟性をもたらす、肌の健康に大切な成分。保湿と柔軟性のためにも、乳酸菌が肌に良い影響をもたらすことが分かります。
特に、天然保湿因子(NMF)の主要成分である乳酸を多く含み、アミノ酸組成がNMFに類似している点が、保湿成分として優れていると慶田先生は語ります。
「食事」「運動」「ストレスコントロール」で体の内側からお肌の健康を保つ方法を、慶田先生に教えていただきました。
◇腸内フローラを整える食生活を意識する
米、大麦、もち麦、雑穀など多様な穀類を摂ることは、腸内フローラの多様性を保つ効果があります。
めかぶやオクラなどのネバネバ食品も腸内環境を整えるのでおすすめ。
ヨーグルトや納豆、甘酒、ぬか漬けなどの発酵食品は腸内フローラを整える効果があります。
◇腸の蠕動運動を促す運動習慣
ストレッチ、ヨガ、ダンス、ウォーキングなどの穏やかな運動は腸の蠕動運動を促し、便秘を解消し、健康的な腸内フローラに役立ちます。
◇瞑想とリラックス入浴で「ストレスコントロール」
交感神経優位な過緊張状態が続くと、腸内環境が悪化し、便秘がちになります。
過度なストレスは幸福度を高めますが、過剰なストレスは酸化ストレスを介して体を蝕みます。
呼吸に集中し、副交感神経優位なリラックス状態にスイッチを切り替える瞑想や、好みの入浴剤を楽しむ入浴時間をもうけるなど、ストレスコントロールの習慣は現代人に欠かせません。
その他、乳酸菌由来のコスメやボディケアアイテムを使って外側からスキンケアをするのもおすすめだそうです。
体の内側と外側から美肌に働きかける乳酸菌。とても身近な存在ですが、実はとても頼りになる素晴らしい菌だったのですね。
皆さんもぜひ「菌トレ」を実践して、いっそうの美肌を実現してください。
※出典:報道用資料