そんな中、株式会社ディーエイチシーは、ビタミンと免疫を考える研究所『ビタミン免疫ラボ』を開設しました。
ビタミンDの基礎知識編の他、免疫力が低下するシチュエーションや、手軽にビタミンを摂取できるレシピの紹介など、幅広い情報を発信予定です。
このことから、ビタミンDがどのようなはたらきを持つ成分なのかが、十分知られていないことが分かっています。
また、同調査で「意識的に取り入れようとしているビタミンはありますか。」という質問もしたところ、最も多かったのが「ビタミンC(約34%)」次いで「ビタミンB群(約11%)」、「ビタミンE(約8%)」と回答が集まっており、「ビタミンD」と回答した方は、約5%にとどまりました。
免疫力アップには欠かせない栄養素であり、太陽に当たることで生成され「太陽のビタミン」という別名を持つビタミンDですが、実は日陰的な存在になってしまっているのです。
免疫のスペシャリストとして知られる医学博士の飯沼一茂先生によると、ビタミンDの代表的な効能は以下の3つ。
①細菌やウイルスを食べて破壊する「マクロファージ」を活性化させる。
②免疫細胞の活性化や機能抑制に欠かせない「サイトカイン」を調整する。
③殺菌・抗ウイルス作用のある「カテリシジン」と「ディフェンシン」を誘導する。
ビタミンDは、免疫細胞にダイレクトに働きかける効能はもちろん、抗炎症作用や抗菌作用もあわせ持つ、健康を維持するために、なくてはならない栄養素だということがわかります。
飯沼先生直伝の免疫力アップに欠かせない9つのルール(上記図)は、誰でも簡単に取り入れることができるので、ぜひ一度実践してみてください。
■医学博士 飯沼一茂先生 プロフィール1949年生まれ。立教大学理学部卒業後、米国製薬企業に研究員として勤務。
1987年大阪大学医学部にて医学博士取得。2010年より国立国際医療研究センター・肝炎免疫研究センター客員研究員、2012年からは純真学園大学客員教授も務める。腫瘍や感染症などの測定法開発に多く携わり、特に肝炎の検査薬については、C型肝炎の輸血による感染をC型肝炎マーカーの開発により撲滅させた世界的実績をもつ。免疫のスペシャリストとして知られ、日本機能性免疫力研究所の代表を務める。
著書に『それでは実際、なにをやれば免疫力があがるの? 一生健康で病気にならない簡単習慣』(ワニブックス)など。
【参考】
※「ビタミン免疫ラボ」サイトURL
https://top.dhc.co.jp/shop/health/vitamin_lab