朝晩の冷え込みも一段と厳しくなり、冷えから来る不調を感じている人も多いのではないでしょうか。対策をしているつもりでもつらい冷えをなかなか撃退できない時は、温め方に一工夫が必要かもしれません。この記事では、パーツ別の冷えの原因と対策法をご紹介。なかなか抜け出せない冷えの症状を年末までに改善して、寒さに負けない体で新しい年を迎えましょう。
冷えが招く不調とは
体のパーツ別・冷え対策
1.手足の冷え(冷え進行度★☆☆)
・手足やその末端が冷える
・寒い場所では手足の先から冷えやすい
・冷えと同時に肩こりや頭痛を感じやすい
<対策法>
・血流促進機能のあるビタミンEたっぷりの食材(ホウレンソウなどの緑黄色野菜、ナッツ類など)を摂る
・血管収縮を引き起こす緊張状態をできるだけ避け、リラックスするよう心がける
・手湯・足湯で外側から直接温める
・軽いストレッチや岩盤浴などで体の新陳代謝をアップ
ワンポイント:デスクでも簡単!温めハンドマッサージ
2.下半身の冷え(冷え進行度★★☆)
・手は温かいことが多いが、足が冷える
・寒い場所ではふくらはぎや足先が冷えやすい
・上半身は汗をかきやすい
<解決法>
・薄着やタイトな洋服は避け、腹巻きや靴下の重ね履きなど温かい服装を心がける
・シャワーだけで済まさず、できるだけ毎日湯船に入って体を芯から温める
・ウォーキングやヨガなどで下半身を鍛える
ワンポイント:おすすめヨガポーズ「橋のポーズ(セツバンダーサナ)」
-ポーズの取り方-
1) 仰向けの状態で足を肩幅に開いて膝を立て、腕は体の側面に付けて手の平を地面に向けます
2) 息を吸いながら腰を上に持ち上げ、背中の下で両手を組みます
3) 肩甲骨を引き寄せ、胸を開いていきます。その状態で5~8呼吸キープ
3.内臓の冷え(冷え進行度★★★)
・手足や体の表面は温かいけれど、おなかが冷えやすい
・厚着をしていても体の冷えを感じる
・冷えと同時にお腹の張りを感じやすい
<対策法>
・温かい飲み物で、はちみつやショウガをプラスしてさらに温め効果をアップ
・スイーツなど甘いものを食べる時は、体を冷やす白砂糖よりも黒砂糖やはちみつが使われているものを選ぶなど材料にも気を配る
・毎日、できる範囲で腹筋を行っておなか周りの筋肉量を増やす
・にんじんやゴボウなど冬に旬を迎える根菜類など体を温める野菜を意識的に食べる
ワンポイント:根菜類のおすすめ調理法
・鍋で火が通るまで茹でたら、ミキサーで撹拌して丸ごとスープに
・体を温める作用のある玄米とともに炊き込みご飯に
『旬の食材をたっぷり使ってデトックス。内側からキレイを叶える秋のスープクレンズレシピ』もチェック。