暑さが過ぎ、朝晩と日中の気温差が徐々に開き始める季節となりました。これからの時期、特に気を付けていきたいのが手足をはじめとする体の“冷え”。冷えはちょっとした不調と捉えられがちですが、大きな病気の原因になってしまうこともあるため、積極的に体を芯から温める意識を持つことが大切です。この記事では、気温が低下する秋に向けて早めにスタートしたい日々の“温め習慣”についてご紹介していきます。
冷えがもたらす不調
まずはチェックリストで自分の冷えの状態を確認してみましょう。
-体の冷え度チェック-
1) 風邪を引きやすい
2) 月経痛がひどい・月経不順
3) 頭痛や肩こり、腰痛がよくある
4) 疲れやすい
5) イライラして怒りっぽい
6) 便秘がち
7) 足がむくみやすい
8) お風呂はシャワーで済ますことが多い
9) 運動不足
10) 冷たい飲み物が好き
3つ以上当てはまる場合はすでに体が冷えていたり、これから悪化したりする可能性が。自覚を持って冷えを予防する工夫が必要です。冷えを予防する3つの温め習慣
<温め習慣1>寝る前の足湯&くつ下履き
1) ベッドに入る30分~1時間ほど前に、40℃前後のお湯をはった洗面器に足を入れて10分程度足湯をします。
2) 足湯を終えたら保温と保湿のためにくつ下を履いてそのままの状態でベッドイン。
3) ベッドの中である程度体が温まったのを感じたら、くつ下を脱いで眠りにつきましょう。
※就寝時にくつ下を履いたままでいると必要以上に汗をかきやすく、そのかいた汗が足の体温を吸収して外に逃がそうとするため逆に足を冷やすことになってしまうことがあるそう。このため、くつ下は寝る前に脱ぐようにしましょう。<温め習慣2>白湯を飲む
<温め習慣3>呼吸法&起きてすぐのキャットポーズ
ー起きてすぐのキャットポーズー
1) 両手・両膝をついて四つ這いの姿勢になります。腕と足は肩幅程度に開き、目線は床に向けましょう。
2) 息を吸いながら、目線をゆっくり天井に向けながら背中を反らしていきます。そのまま3~5呼吸キープ。
3) 吐く息とともに、反らした上体を戻して目線はおへそに向けながら背中を丸めていきます。そのまま3~5呼吸キープ。
4) 1~3の流れを5セット繰り返します。
全身の新陳代謝を高める一日のスタートにぴったりのポーズ。背中や肩甲骨周りの筋肉をリラックスさせ、体温アップに繋がります。