基礎体温とは、体温に影響を与える条件(運動や情動の変化など)を取り除いた時の、つまり体が一番安静なときの体温のことを指します。ですから、朝起きて動き始める前に基礎体温を測ることが多いですよね。一般的には36.5度くらいが通常だとされています。しかし基礎体温が低く、真夏なのに手先が冷たい、羽織ものが手放せないと「冷え」に悩んでいる人は多いはず。冷え性=低体温の体は、肩こりやむくみなどだけでなく、きちんと排卵できなくなるといった、女性の特有の不調にもつながります。この記事では、いつもポカポカ冷え知らずの体でいられるよう、基礎体温を上げるヨガポーズをご紹介します。
基礎体温が高いとどんなメリットがあるの?
基礎体温が下がる原因
基礎体温&基礎代謝を上げるヨガポーズ
1.ウシュトラーサナ(ラクダのポーズ 変化形1)
ーポーズの取り方ー
1) 正座から両脚を腰幅にし、お尻の下に膝がくるように膝立ちになります(膝が痛ければブランケットをマットの上に引きましょう)。
2) 両手のひらを上に向けて体の前で組みます。組んだ手を天井へ上げ、肋骨全体を頭頂へ持ち上げるように引き上げましょう。
3) 肩甲骨を胸に向かって押し、さらに胸の前側を開きます。腰を反らせるのではなく、胸周りを開いて伸ばすイメージで。
4) 深呼吸を一度してから両手を体側に戻し、正座に戻ります。これを5回繰り返します。
2.ウシュトラーサナ(ラクダのポーズ 変化形2)
ーポーズの取り方ー
1) 1.の膝立ちの状態で組んだ手を天井に上げ、肋骨全体を骨盤から引き離し、胸の前側を開いたところから両肘を曲げ、手のひらを後頭部に当てます。
2) 両肘から腕全体を後ろに引き、肩甲骨を背骨にぐっと寄せてさらに胸の前側を開いていきます。深呼吸で5呼吸キープします。このポーズ中はお尻の下に膝がある位置で膝立ちをキープしましょう。
3.シャラバーサナ(バッタのポーズ 変化形1)
ーポーズの取り方ー
1) うつ伏せになり、両手をおでこの下に重ねておきます。両足は腰幅よりやや広めに開きましょう。
2) 片足の膝を直角に曲げて太ももを付け根から持ち上げ、腰が痛くならない範囲で床から離してキープします。
3) そのまま骨盤が外に開かないように意識しながら、かかとを蹴り出すように膝を伸ばし、足全体を伸ばしていきましょう。3呼吸キープしたら脚を下ろして反対も同様に行います。
4.シャラバーサナ(バッタのポーズ 変化形2)
ーポーズの取り方ー
1) うつ伏せになり、両足は腰幅よりやや広めにおきます。両手を組んで後頭部に当てましょう。
2) 両肘を天井に向かって開きながら腕、肩も天井に引き上げ、肩甲骨を寄せて胸の前側を伸ばします。
3) 両足の膝を直角に曲げて太ももを付け根から持ち上げ、腰が痛くならない範囲で床から離してキープします。
4) かかとを蹴り出すように膝を伸ばし、足全体を伸ばしていきます。3呼吸キープしたら脚、上半身の順に下ろし、両手を開放しておでこの下に重ねて深呼吸をします。