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世界が注目!カリフォルニア食材の最前線「CAGROWN」イベントレポート


麻布台の「東京アメリカンクラブ」で、カリフォルニア産食材のプロモーションイベント「CAGROWN」が開催されました。イベントには業界関係者やメディアが集まり、カリフォルニア食材を使用したフルコースディナーが提供されました。メニューは前菜の北海道産ホタテをはじめ、メインのフロリダ産和牛とBBQ海老の「サーフ&ターフ」など、多彩な料理とカリフォルニアワインとのペアリングを楽しむ内容でした。アメリカ大使館のエリック・ハンセン氏は、カリフォルニア農産物の輸出の重要性を強調し、日本との更なる関係強化に期待を示しました。

“カリフォルニアの食材”と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

ワイン、アーモンド、ドライフルーツ……。その豊かさをまるごと体験できるイベントが、麻布台「東京アメリカンクラブ」で開かれました。

主催は、カリフォルニア産食材をPRする州公式キャンペーン「CAGROWN(カリフォルニア グロウン)」。業界関係者やメディアを迎えてのトレード・レセプションです。

カリフォルニアといえば、あの大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースの本拠地もこの州。今後ますます世界中から関心を集めそうなカリフォルニアの味を体験してきました。

カリフォルニアゆかりの業界関係者たちが集結

レセプション会場となった「東京アメリカンクラブ」は、90年以上の歴史を持つ伝統的な会員制国際クラブ。この日に招かれたのは、カリフォルニア産農産物や食品の対日輸出、消費拡大、宣伝普及などに携わる業界関係者たちです。

会場は披露宴さながらの円卓が並び、華やかな雰囲気。招待客たちはお互いに挨拶をかわしながら、開宴の時を待ちました。

カリフォルニア食材を使ったフルコース

レセプションでは、この日のメインイベントとして「カリフォルニアグロウン美食メニューコース」がふるまわれました。料理を手がけたのは、同クラブのエグゼクティブ・シェフ、リンジー・グレイ)氏です。

ニュージーランド出身のグレイ氏は、2006年から同クラブで多国籍な料理を提供。日本の食材への造詣も深く、流暢な日本語でそれぞれの料理の説明も行ってくれました。

メニューは前菜からデザートまで全5品。食材の持ち味を生かした華やかな各料理は、それぞれカリフォルニア産ワインとのペアリングで供されました。

アミューズ:チーズ&ナッツ

「チーズと ナッツ・ドライフルーツの盛り合わせ」(ペアリング:シュラムスバーグ ブラン・ド・ブラン)

ブッラータ、スカモルツァ、ジャック3種、スモークチェダー、トマチーズ、ナッツ、ドライフルーツの盛り合わせ。まさにカリフォルニアが集結した一皿です。ペアリングには、食前酒にふさわしいスパークリングワインのブラン・ド・ブラン。

チーズはどれも濃厚で存在感のある味わい。特にディステファノ社のブッラータチーズはみずみずしくミルキーな風味で、口当たりもやさしく、チーズが少し苦手な方にも食べやすい印象でした。スパークリングワインとの相性もぴったり。

前菜:北海道産ホタテ

「北海道産ホタテ カリフォルニアプルーンとオレンジポン酢、ミント添え」
(ペアリング:ボーリュー・ヴィンヤード シャルドネ)

さっくりした歯ごたえの北海道産ホタテは、大ぶりで新鮮そのもの。カリフォルニアプルーンの自然な甘みとオレンジポン酢の酸味が素材のうまみを引き立てます。ミントの爽快な香りも広がり、さっぱりした口当たり。さらにフルーティで軽い飲み口の白ワイン・シャルドネが、料理をよりいっそう上品に仕立て上げます。コースの始まりを華やかに彩る一皿でした。

魚料理:グリルツナとファッロのサラダ

「グリルツナとファッロのサラダ カリフォルニアアーモンドとオリーブ、アンチョビレモンドレッシング」
(ペアリング:シャノンリッジ ソーヴィニヨン・ブラン)

表面をグリルしたツナは香ばしく、塩気とレモンの酸味がきいたシンプルなソースとのバランスも絶妙。古代小麦の一種であるファッロのプチプチとクラッシュアーモンドのカリカリ、そしてトッピングのサクサクと、さまざまな食感が楽しめる一皿です。オリーブは濃厚でコクがあり、なめらかな舌触り。良いアクセントになる存在です。ペアリングのソーヴィニヨン・ブランのキリッと酸味のあるのど越しが口の中をリセットしてくれます。

肉料理:フロリダ産和牛とBBQ海老のサーフ&ターフ

「フロリダ産和牛とBBQ海老のサーフ&ターフ サルサヴェルデ、カリフォルニアレーズンソース、カリフォルニアプルーンのクスクス添え」(ペアリング:スミス&フック カベルネ・ソーヴィニヨン)

“陸”の和牛と“海”の海老がお皿で出逢った「サーフ&ターフ」。グリルしたお肉にはレーズンソース。そしてパセリやケイパーを使ったサルサヴェルデソースも添えられています。

海外産和牛は近年注目されている食材ですが、記者は実際に口にするのは初めて。驚くほどやわらかで赤身と脂のバランスも絶妙です。レーズンソースとの相性も◎。海老は香ばしく焼かれ、弾力のある歯ごたえが楽しめます。サルサヴェルデの爽やかな風味が後味をさっぱりと仕上げます。

ペアリングには、このコースで初めての赤ワインが登場。カベルネ・ソーヴィニヨンの軽い渋みが全体を引き締めてくれました。

デザート盛り合わせ

「バターミルクパンナコッタ カリフォルニアプルーンのワインコンポート添え、ラム酒漬けカリフォルニアプルーンのパウンドケーキ」

デザートのパンナコッタとパウンドケーキは甘さ控えめ。どちらにもカリフォルニアプルーンがふんだんに使われ、フルーツの自然な甘みと風味が融合した気品あるデザートとして完成されていました。

食材の宝庫 カリフォルニア州

「CAGROWN」の開会に際し、アメリカ大使館農産物貿易事務所ATO東京所長 エリック・ハンセン氏はカリフォルニアの魅力を次のように語ります。

「アメリカが海外に輸出する特産農作物の中でも、カリフォルニア州は野菜が実に55.6%を占め、果物とナッツ類は合わせて100%と、輸出における圧倒的な存在感を放っています」

続けてCDFA 専務理事のジョッシュ・エディ氏が、カリフォルニアと日本との関係性を語り、これからの発展に期待を寄せました。

カリフォルニア産のアーモンド、ワイン、プルーン、レーズンといった作物は、世界中に輸出されています。中でも日本は輸出先として第5位に位置し、お米やワイン、牛肉など、食卓にもなじみのある食材が多く届けられているのです。

CAGROWNでは、消費者が求める“低価格”“栄養”“おいしさ”“天然素材”“信頼のブランド”すべてを満たす活動を目指し、これからも世界中にアピールしていきます」

私たちの身の回りを見渡してみると、意外と身近な食材の多くが、カリフォルニアの豊かな大地で育った農作物かもしれません。産地を意識してみることで、食に対する新たな発見も生まれるでしょう。

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