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カードゲーム「ウノ」が子どもに与える影響とは!?教育と「ウノ」の関連について調査を実施


世界中で愛されているカードゲームと言えば?
トランプ以外では、多くの人がウノを思い浮かべるのではないでしょうか。
ウノは、色と数字が絡み合う独特のカードゲームで、その簡単なルールと戦略的な要素から、世界中で大きな人気を誇っています。1971年にアメリカで誕生し、以来、家庭や友達との楽しい時間を提供し続けています。
ウノの魅力は、なんと言ってもそのシンプルながら奥深いルールにあります。プレイヤーは最初の手番から最後の一枚まで、同じ色や数字のカードを出す戦略を駆使して勝利を目指します。リバースやワイルドカード、ドローツーなどの特別なカードが組み込まれ、予測不可能性と緊張感を生み出します。思い出すだけでもエキサイティングな感覚が湧き上がりますよね!
ウノは単なるゲーム以上に、家族や友人との絆を深め、楽しい瞬間を共有する手段として、世界中で愛され続けています。
本日は、そんなウノを創り出した玩具メーカーが興味深い調査を実施したので、レポートいたします。
世界大手の玩具メーカー、米国マテル社の日本法人マテル・インターナショナル株式会社は、20~69歳の男女1000名を対象に、子どもの教育とウノの関連について調査を実施しました。
その結果、現代社会で最も子どもに身につけてもらいたいと思っている能力は「コミュニケーション能力」であり、中でも相手の世代を問わずコミュニケーションをとれるようになってもらいたいと考えられていることがわかりました。

調査結果サマリー

・子どもに身につけてもらいたい能力=コミュニケーション能力・自制心・協調性の順
・中でも同世代だけでなく年上・年下など世代関わりなくコミュニケーションの高い「多世代交流力」が必要と考えられている
・「多世代交流力」を育てるためには子どもの頃からの世代を問わない多世代交流が必要
・家族を含めた世代の違う人々と対等に接する機会が多いことで、大人になってからの「多世代交流力」を高められる可能性がある

調査結果

・子どもに身につけてほしいと思う能力第1位は「コミュニケーション能力」。
いろいろな世代とコミュニケーションをとる「多世代交流力」が必要と87.7%が回答!子どもがいる247名に、子どもに身につけてほしい能力を聞くと「コミュニケーション能力」と93.1%が回答し、1位となりました。ついで「自制心」 「協調性」「社会性」と続く結果となりました。

子どもに身につけてほしいと思う能力

子どもにコミュニケーションをとれるようになってほしいと思う相手

子どもの頃からいろいろな世代の方とコミュニケーションをとる機会が大事だと思うか

コミュニケーション能力の向上において、対話を深めたい相手についての調査結果が示しているところでは、同世代だけでなく、年上や年下、異性や同性など、幅広い世代や性別の人々と円滑にコミュニケーションをとりたいと希望する声が寄せられています。子どもの有無にかかわらず、幼少期から異なる世代の方々との交流が重要であると感じる人が87.7%もいることから、「多世代交流力」が必要となってきていることが調査からわかりました。

ウノで遊ぶと求めている能力に役立つ可能性が!
子どもの頃にウノで遊んだことで身についたと思う能力第1位は「コミュニケーション能力」!

子どもの頃にウノで遊んだことにより身についたと思う力ランキングTOP10

●子どもの頃、大人と話すことに抵抗がなかった

子どもの頃にウノで遊んだ経験者に対する調査結果から見て取れるのは、遊んでいた人たちの傾向に注目すれば、約64.1%が「大人と話すことに抵抗がなかった」と回答しました。これに対して、ウノで遊んだことのない人やウノを持っていなかった人は約42.2%で、その差は21.9ポイントに達しています。同様に、「相手の年齢問わずコミュニケーション力があった」という項目でも、17.8ポイントの差が見られます。ウノを通じて遊ぶことが、多世代との交流力の育成に寄与したと考えられます。

実際のエピソード
・何を出せば勝てるのか熟考するようになった。(男性 26歳)
・友達とワイワイ楽しく遊んだことで協調性を養った。(女性 49歳)
・身内が集まって何か一緒にすることがなかったので、仲良くなれた体験になった。(女性 60歳)
・普段話さなかったクラスメートとも話すようになった。(女性 47歳)
・いろいろな人と遊んでいたので、我慢することや協調性が身についたと思う。(女性 54歳)
・戦略的な思考回路ができた様な気がした。おもしろいし楽しみながら能力が付く。(男性 53歳)
・年上のいとこが多く、容赦なく勝たれて泣いて、負けないぞという気持ちやコミュニケーションを学んだ。(女性 37歳)

さらに、[自分の意見を人に伝えられる力があった][新しいことにチャレンジする力があった]と言う項目でも大きな差となっています。

●子どもの頃、自分の意見を人に伝えられる力があった

子どもの頃、新しいことにチャレンジする力があった

ウノで大人になってからも遊んだ経験がある人は[家族とよく会話をする]と回答した人が多い結果となりました。また、[親戚でよく集まる]と親戚の仲も良好なことがわかります。

家族とよく会話をする

親戚でよく集まる

いかがでしたでしょうか。
今回の調査では、ウノを通じて育まれる戦略的思考や社交性が、子どもたちの教育の一環として有益であることが明らかになりました。
子どもたちは楽しみながら学び、異なる世代とのコミュニケーション力を培う手段としてウノを広く受け入れています。 それこそが、ウノが世界中で愛され続けている理由の一つでしょうね!

教育評論家の親野智可等さんのコメント

今はひと言で言うと変化の激しい時代です。仕事やライフスタイルの変化で国内移住する人が増えたり海外の人とのやりとりが増えたりしています。また、職場の雇用形態も様変わりして多世代にわたる多種多様な人とのやりとりが増えています。このよう状況の中で生きていく子どもたちには、同世代間のコミュニケーションはもちろんのこと多様な世代とコミュニケーションがとれる多世代交流力が求められます。
そのためにアナログのゲームが果たす役割は大きいです。ウノは子ども同士で遊べるだけでなく、家族や親戚など身近な大人とゲームを介して対等にコミュニケーションしたり勝敗を経験したりすることができます。これによって、子どものコミュニケーションの範囲と経験値が上がり自信にもつながります。つまり、「多世代交流力」を身に着けるのに最適なのです。また、自分の戦略や計画とは違う予期せぬ展開が起こるという点が、機転の利く判断力やコミュニケーション力の涵養に役立ちます。また、小さな子どもにとってはルールや順番を守って遊ぶ経験ができますし、数・色を初めて学ぶツールとしても効果的です。

■プロフィール
親野智可等(おやのちから)
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について提案。『子育て365日』等ベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役でも著名。オンライン講演、全国の小・中・高等学校、幼稚園・保育園PTA、市町村教育講演会、保育士や教師の研修会も大人気。


【調査概要】
1.調査の方法:インターネット調査
2.調査機関:マテル・インターナショナル株式会社
3.調査の対象:ウノを知っている全国の20歳~69歳の男女
4.有効回答数:1000名(性年代均等割り付け)
5.調査実施日:2023年11月20日(月)~11月21日(火)
※集計時に小数点2位以下を四捨五入しているため、総計が100.0%とならない場合があります。

マテル社について
マテル(Mattel)グループは、玩具およびファミリー向け製品のデザイン、製造、マーケティングにおける世界的リーディング企業です。マテル社のベストセラー・ブランドとして、史上最も有名なファッションドールバービー(Barbie®)のほか、ホットウィール(HotWheels®)、きかんしゃトーマス(Thomas &Friends®)、フィッシャープライス(Fisher-Price®)、メガブロック(MEGA® BLOKS)に加え、様々なエンターテイメントから着想を得た玩具ラインがあります。マテル社は、2015年に『Ethisphere Magazine』の「World’s MostEthical Companies(世界で最も倫理的な企業)」に選ばれ、2014年に『Corporate Responsibility Magazine』の「100 Best Corporate Citizens」で第5位に選ばれています。全世界の事業を統括する本社をカリフォルニア州エルセグンドに置くマテル・グループは、150以上の国で製品を販売しています。
公式サイト:http://www.mattel.co.jp/

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