日本発ヴィレッジ《狂宴》スリラー『嗤う蟲』(1月24日公開)。その完成披露試写会が1月16日に都内映画館で実施され、主演の深川麻衣、共演の若葉竜也、田口トモロヲ、杉田かおる、そして城定秀夫監督が登壇した。
映画の内容にちなんで、2025年に自分に課したい“掟”を発表。深川は「食事のデリバリーはほどほどにしたい」といい「自炊するけれど、疲れている時は便利なので一度頼むとクセになる。今年は宅配の頻度を減らしたい」と照れ笑い。
若葉は「日課にしてるトイレ掃除を今年も続ける」そうで「毎日トイレ掃除から始めて現場に行きます。トイレはその人の人間性が出ると聞いたことがあるので、見えない場所こそ綺麗にしようと続けています」とルーティンを明かした。
田口は「仕事のないオフの日は午前中に起きるようにしたい」といい「学生気分が抜けなくて、翌日がオフの時は朝3時くらいまで起きて昼くらいまでゴロゴロしちゃう」と反省。これに深川が「体力があるということ!」と前向きに捉えるも、田口は「僕らみたいに死滅する年代は死に近いから棺桶代わりに昼過ぎまで寝てしまうのかな?」と自虐を放っていた。一方、杉田は若葉に感化されて「トイレ掃除、毎日します!」と今年の目標にしていた。
田舎移住をした杏奈(深川)の夫・輝道役の若葉は、劇中の不穏な雰囲気をこう表現。「同調圧力というのか、言葉にははっきり言わないけれどニヤニヤと圧をかけてくるような気味悪さがある。この感じ何かに似ているなと思ったら、自分のいるこの業界の気味悪さと同じだと思った」と若葉節をきかせてニヤリとしていた。
田口は麻宮村の自治会長・田久保を怪演した。「脚本を読んだ時に、久しぶりにギアマックスでエンジンをふかしながら踏み込める作品でありキャラクターだと思った」と水を得た魚状態。「かなりスレスレのところで面白い奇抜な芝居をして、深川さんら若い夫婦を苦しめることが出来たと思います。その部分を楽しみながら見て欲しい」と手応え十分だった。とあるシーンでは深川から「本当に怖いです…」とリアルに怯えられたそうで「僕としては複雑でしたが、役としては“してやったり!”と思いました」と喜んでいた。