単刀直入だが、「Salehe Bembury（サレヘ・ベンバリー）」という名前を聞いたことがあるだろうか？ ラグジュアリーブランド・Versace（ヴェルサーチ）や日本でも一世を風靡したYEEZY（イージー）などのフットウエアデザイナーを勤めた経歴を持つ、第一線で活躍中のシューズデザイナーだ。
外遊び好きの我々の馴染み深いところでいうと、あの「crocs（クロックス）」とも2023年にコラボ契約を結び、オリジナリティ溢れるフットウエアを続々とリリースしているところで、そんなクロックスとのコラボシューズに今季も新作がお目見え。
その発売を記念し、去る3月9日（土）、「5時間限り」の超エクスクルーシブなPOP UPイベントを原宿で開催。なんと会場にはサレへ本人も居合わせると聞きつけ、GO OUTの取材陣が直撃した！
クロックスのソールに、“指紋”？
今回新たにリリースされたコラボシューズがこちら。取材から数週間前にサレへのインスタに投稿された1枚の画像には「Saru」というシューズ名だけが記され、あとは謎に包まれたまま、我々も取材当日を迎えた。
そもそも、サレへとクロックスとのコラボは2023年にはじまり、彼のシグネチャーであるPollex（指紋）モチーフがこれまでいくつかのモデルにあしらわれてきた。
Saru ￥12650
今回の新作「Saru」についても同様で、つっかけタイプの定番モデルのソールには、うねうねと波打つ「指紋模様」。ただ、これまではシューズ全体にこの模様が採用されるのが通例で、比較すると、かなりスッキリとしたルックスで履きやすそうだ。
さて、POP-UPイベントがスタートするより一足先にサレへへのインタビューを許された我々は、「会場内に入っていいのは撮影クルーのみ。時間はきっかり15分間だけ」と、さすが世界的シューズデザイナーだけはあるちょっとした厳戒態勢のなか、取材撮影をおこなうことに。
世界的デザイナー、サレへを直撃！
緊張した我々を明るい笑顔で出迎えてくれたサレへ。聞けば、日本に来るのは今回が4、5回目で、「日本は、理想郷みたいに穏やかで、人々もとてもリスペクトフル。好きな国のひとつだよ」と、今回も来日するのを楽しみにしていた様子。
普段暮らしているのは、カリフォルニア州ロサンゼルス。職業柄、必要なニューヨークなど都市部へのアクセスも良好ながら、それでいて、自然との距離が近い。そこがなにより気に入っているという。
「毎日、軽いハイクから1日をスタートするんです。キャンプなんかもよくしますが、地元の公園や部屋のバルコニーで過ごすだけでも気持ちがよくて、リフレッシュできる。そういう環境で暮らしています」
その言葉には外遊び好きの我々も共感しきりだが、新作の「Saru」にも、そんな日常生活の影響が色濃く出ているという。
「この3色は、まさにそうした身近な自然にある風景やカラーパレットから着想しました。これまでは、どちらかというとすぐ目につくような派手な色を多用してきましたが、今回は、どんなスタイルやシーンにもすっと溶け込むようなデザインに仕上げました」
これまで展開されてきた数あるコラボ作のなかでも、デザイン・カラーリングともに、どんな格好にもひときわ合わせやすそうな「Saru」。我々がとくにそう感じるのは、サレへが日常的にアウトドアを楽しんだり、自然からのインスピレーションを大切にしたりしているからかも！
そんなサレへが手がけた新モデル「Saru」は今夏発売予定となるので、正式なリリースを楽しみに待とう。
（問）クロックス カスタマーサポート tel：0120-307-560 www.crocs.co.jp/
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