ひざの関節でクッションの役割を果たしている軟骨がすり減り、炎症がおきることで痛みが発生するのが変形性膝関節症。潜在患者数はなんと4人に1人といわれています。ひざの痛みはいまや国民病とも呼べるものです。じつは、ひざの痛みは生姜を食べるだけで予防・改善できます。
ひざの痛みを感じるのは40~50代
人は立っているときは当然、体重分の重さがひざにかかっているもの。しかも歩くことで驚くほどの重量がひざにかかり始めます。それはなんと、体重のおよそ3倍です。
体重50㎏の人の場合、一歩踏み出すたびに150㎏という大きな負荷がひざにかかり、軟骨を圧迫。これを私たちは数十年にわたって行うことで、軟骨をすり減らし、ひざの痛みを感じるようになるのです。
ある調査によって、最初にひざの痛みを感じた年代が明らかになりました。それは、なんと40~50代が多いという結果になったのです。ひざの痛みは高齢者だけでなく、こんなにも早く始まってしまうのでした。
ひざの痛みを予防・改善する生姜
しかも、一度おこったひざの痛みは、あれやこれや対処しても簡単には治ってくれません。そんな厄介極まりないひざの痛みを、予防・改善する効果が期待できる、いま医学界で注目されている食材があるのです。
しかも食べることで、ひざの痛みを予防・改善できる可能性がある食材は、これまで報告が少ないもの。その存在自体が非常に貴重なものといえます。変形性膝関節症に効果のある食材とは生姜なのです。
生姜の中にジンゲロールという物質があり、これが抗炎症作用を示して、ひざの痛みに効くといわれています。ジンゲロールという成分に、ひざの痛みの原因である炎症を抑える効果があると報告されているのです。