加齢とともに弱ってくるのがインナーマッスルである腸腰筋。腸腰筋が弱ってくると、体のゆがみが発生。さまざまな不調の原因となります。このゆがみを解消するには腸腰筋を鍛えるしかありません。そんな腸腰筋の筋トレが「ノルディックウォーキング」なのです。
腸腰筋の収縮が体のゆがみの原因
体のゆがみの原因の多くはインナーマッスルの弱体化。とくに腸腰筋が弱ってくることで、体のゆがみが引き起こされます。腸腰筋は背骨と大腿骨を結ぶ大腰筋と、骨盤と大腿骨を結ぶ腸骨筋を合わせた名称です。
腸腰筋は歩いたり座ったりするときも、常に重力がかかっているインナーマッスル。この腸腰筋は年齢を重ねることなどで徐々に収縮し、体のゆがみの原因になるのです。
体のゆがみを改善するには、負担のかかっている部位の負担を軽くすることが大切。腸腰筋に重力がかかっているところをスッと楽にしてあげることが効果的なのです。
腸腰筋の筋トレになるウォーキング
そんな腸腰筋の負担を軽くするのが、ストックを突きながら行う「ノルディックウォーキング」です。なぜストックを使うと、腸腰筋の収縮が改善されるのでしょうか?
ストックを使って歩くことで、骨盤の上の重心の位置を高くすることができます。すると、その周りにある腸腰筋が自然に伸びてくるのですこの状態で歩くことで、腸腰筋を動かすことになって筋トレにつながるのです。
体に左右のゆがみがある場合は、下がっているほうのストックを長めに設定。左右の腸腰筋の収縮の違いによってできた傾きを、ストックで調整します。こうすることで、傾いて縮んでんでいる腸腰筋を伸ばすことができるのです。