塩分取りすぎを改善するなら、脳科学的なアプローチをとると効果的です。塩分取りすぎを改善するために減塩するときに、好きなものは絶対に塩分を減らしてはいけません。というのも、おいしさを判定する味覚野は舌だけでなく、記憶とも密接な関係があるからです。
塩分取りすぎを改善を脳科学で説明
塩分取りすぎを改善するとき、好きなものの塩分量を減らしてはいけない理由は、脳科学でも説明できます。私たちがものを食べたときにおいしいかおいしくないかを決める部位は脳の味覚野です。
この味覚野は舌とだけつながっているわけではありません。味覚野は脳内で、臭覚や聴覚、触覚や視覚、言語や記憶や味などとネットワークを形成。味の感覚というのは、そのほかの情報に引っ張られるものなのです。
そして、好きなものの塩分量を減らしてしまうと、記憶と結びついている味覚野がおいしくないと判定しまいます。これが逆に、好きなものが塩分変わらずに味わえれば、あの味だという記憶と結びついておいしいと判定するのです。
塩分取りすぎは家庭でも改善できる
これまでは塩分取りすぎを改善するとき、なんでもかんでもすべてのものを減塩することがよいと思われていました。しかし、これでは味が薄くてまずいと味覚野が感じてしまい、不満ばかりが溜まってしまいます。
塩分取りすぎを改善するなら一品だけ、とくに好物の塩分だけをそのままにしてあげれば脳は満足。満足感とともに減塩メニューを脳が受け入れてくれるのです。
もちろん、この塩分取りすぎを改善するために塩分にメリハリをつける方法は家庭でも実践可能。高血圧対策としてはとても有効と考えられます。塩分取りすぎは家庭でも、脳科学的に改善するのが効率的です。