ぎっくり腰と聞くと、寒い季節に急に腰に負担をかけて発症するイメージがあります。しかし、ぎっくり腰は夏こそ要注意です。ぎっくり腰の発生率は平均気温が上がると、それにつれて上昇するという調査もあります。ぎっくり腰が予防できるマッケンジー体操を紹介しましょう。
ぎっくり腰は再発を予防しにくい
寒い季節より暖かい季節のほうがぎっくり腰の発生率が上がります。これは暖かくなると、寒い時期と比べて運動する機会が増え、ぎっくり腰のリスクが上がるためです。
体を動かすとき、すべての基本となるのが腰。そもそもぎっくり腰とは、何かのきっかけで急に腰の痛みが生じることです。欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれていました。
ぎっくり腰の原因はさまざまですが、腰関節の捻挫や筋肉の損傷がその多くを占めます。そして、ぎっくり腰が問題なのは再発しやすいこと。ぎっくり腰は一度発症すると、なかなか予防しにくいのです。
ぎっくり腰予防にマッケンジー体操
というのも、ぎっくり腰は仕事や家事など日常の生活動作でおこることが多いもの。いったんぎっくり腰が治っても、同じ生活を繰り返さざるをえないため、どうしても再発することが多くなるです。
そんなぎっくり腰予防に効果があるとされるのがマッケンジー体操。まずうつ伏せになったら、手の平からひじまでを床につけて上体をおこします。ひじが90度になる位置がちょうどよい姿勢です。
マッケンジー体操は、この姿勢を1分間キープするだけ。1日2回程度を行うことで背筋がよく伸びて、ぎっくり腰を予防することができます。