なかなか眠れなかったり、寝ている途中でおきてしまうといった状態が続くのが不眠症。近年、不眠症の患者数は増加しており、成人の2割以上といわれています。さらに、自覚がない不眠症の潜在患者は、不眠症の人を含めると成人の4割にも及ぶほど。じつは不眠症改善には「水出し緑茶」が効果があります。
不眠症には3つのタイプがあった
不眠症には、じつは3つのタイプがあります。1つめは入眠障害。布団に入って2時間以上、寝付けない状態です。とはいえ、入眠障害というのは不眠症のなかでは軽いほうになります。
不眠症の2つめのタイプは中途覚醒。朝起きるまでに2回以上、目を覚ましてしまう状態です。そして、3つめが早朝覚醒。起床予定時刻よ2時間以上、早く目が覚めてしまう状態です。
早朝覚醒は中途覚醒とは違って、そのあとずっと目が覚めてしまいます。この3つのタイプの症状のどれか1つでも週に2回以上あって、それがひと月以上続けば立派な不眠症です。
不眠症改善に効果がある水出し緑茶
不眠症になるとさまざまな障害がおきます。なかでも、意外なのが肥満です。不眠症になると食欲が減りそうですが、じつは逆。眠らないと食欲を促進するグレリンというホルモンが過剰に分泌して、結果として肥満になってしまうのです。
このほか、不眠症が原因の病気としては糖尿病や高血圧、うつ病などが挙げられます。不眠のある人はない人に比べて糖尿病・高血圧になるリスクが2倍です。そんな不眠症改善に効果があるのが睡眠の質を向上させる「水出し緑茶」です。
水出し緑茶にはテアニンが含まれています。最近の研究で、テアニンが脳内のα波を増加させることが判明。α波はリラックス時に増える脳波になります。α波が多く出るということは、よい睡眠を迎えられるということです。
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