いまアメリカで爆発的に売れているのが便秘イスです。トイレの前に置いて、用を足すときに足をのせて使用します。じつは、便座に座るときに足の位置を変えるだけで、便秘解消に役立つのです。口コミで広がって、アメリカでは年間18億円もの売り上げになっています。
便秘に効くポイントは直腸ルート
実際に便秘イスを洋式トイレの前に置いて座ってみると、下半身と上半身の角度がより鋭角になった状態。いわゆる前かがみと同じ状態になります。座っている様子を見ると、なんとなく和式のトイレに座ているのと近い体勢です。
この体勢で何が変わるかといえば直腸。もともと立った体を側面から見ると、大腸と直腸は体の前面側を頂点とする「くの字」の形状につながっています。これが現代の日本人が便秘になりやすい原因なのです。
このため、便秘に効くポイントは大腸から肛門までをなるべくまっすぐにすること。洋式トイレでは上体を前に倒した、前かがみになることで、まっすぐになるというわけです。直腸から肛門へのルートが垂直に近づきます。
便秘に効くつま先立ちの前かがみ
じつは和式トイレの座り方が、日本人の内臓の配置に合った排便のポーズ。なるべく和式トイレに座った体制に近づけることが、便秘に効く姿勢なのです。それには、なるべく上半身と下半身の角度を鋭角にしなければなりません。
便秘に効く理由は前かがみポーズにありますから、無理に便秘イスを使わなくてもOK。お風呂用のイスを洋式トイレに置いて使うと、高さもちょうどよいでしょう。これだけで便が排出されやすくなります。
また、便秘イスや台座がなくても前かがみポーズをすることは可能。それが足をつま先立ちにするポーズです。そして、上半身をやや前に倒して前かがみになればよいのです。つま先立ちは腹圧を高めるので、より便秘に効くでしょう。
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