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『ガンダム』に出てくるエリート軍人…いけ好かないから一周まわって好きになる件


※画像はイメージです


いまだに新作が作られる世界的人気コンテンツとなった『機動戦士ガンダム』シリーズ。戦争に巻き込まれる少年少女を描いてきた同シリーズにおいて、主人公と対立するエリート軍人キャラも数多く生まれてきた。今回はそんなキャラクターを3人紹介したい。



 



 



■ジェリド・メサ/何気無い罵倒が人生を狂わせてしまった悲しきエリート軍人



 



まずは、『機動戦士Zガンダム』より、主人公のカミーユ・ビダンを宿敵として追い続けるティターンズのエリートパイロット、ジェリド・メサを紹介したい。



 



物語の冒頭、地球連邦軍のエリート部隊ティターンズに所属し、コロニーのグリーンノア1の宇宙港で同僚たちを出迎えていたジェリドは、偶然そばにいたカミーユの名前を耳にしたとき「なんだ男か…」と何の気なしに呟いてしまう。



 



それを聞いたカミーユは激怒、ジェリドを思いっきり殴りつける。これが運命の分かれ道と言わんばかりに、ジェリドはその後、カミーユへの恨みで人生の歯車を狂わせていく。親友、師匠、恋人をカミーユにことごとく奪われた末、最後はあっけなくカミーユに討たれてしまうのだった。



 



 



■ギニアス・サハリン/名家再興を胸に狂気に落ちていった、エリート技術士官…



 



次はOVAシリーズ『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』(1996年)より、ジオン公国軍の技術少将であり、没落してしまった一族・サハリン家の再興を果たそうと目論んでいたギニアス・サハリンを推したい。



 



アジア方面軍、新兵器開発秘密基地の司令という肩書きを持つギニアス。彼は、地球連邦軍の本部がある南米のジャブローを、その防空圏外から一気に強襲し、超強力なメガ粒子砲で殲滅することを目的とする、超巨大モビルアーマー“アプサラス”の開発に没頭していくことになる。





   

半ば妄執的に開発に勤しみ、秘密基地を連邦に包囲された際は、ついに完成したアプサラスⅢで連邦軍を寸でのところまで追い詰めた。しかし、執念の代償としてないがしろにしていた妹アイナに反旗を翻され、その恋人である主人公シロー・アマダに討たれるという最期を迎えるに至った。



 



 



■イザーク・ジュール/いけ好かないエリートから人格者へと成長した名脇役



 



最後は『機動戦士ガンダムSEED』(2002年)とその続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(2004年)に登場した、ザフト軍のエリート“赤服”の一人であるイザーク・ジュールを紹介しよう。



 



イザークはザフト軍のクルーゼ隊の一人として、中立コロニーのヘリオポリスに襲撃をかけ、地球連合軍が秘密裏に開発していた5機のガンダム強奪する作戦に参加。見事その一機であるデュエルガンダムを奪取し、戦争終盤まで愛機として搭乗し続けた。



 



当初は仲間にも幾分高圧的に当たっていたが、同僚のニコル・アマルフィの戦死や、戦場であっても人を殺めんとするキラ・ヤマトの行動、さらには戦友であったディアッカ・エルスマンの造反を経て、精神的に成長。最終決戦時はディアッカらを守るために、敵ガンダムを撃破する活躍を見せた。続編では昇進し、最終決戦では主人公一派に合流。戦争を終わらせるために戦場を駆けた。

 


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