え?リボの返済は毎月16円ずつしか返せてなかったの?? pic.twitter.com/RtfnWRzpmE
—吉田 雄大 (@yoshida_yudai) 2018年11月6日
リボの返済をしていたつもりが、わずかな額しか返済できていなかったという投稿が話題になっています。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。知っているようで実は知らないリボ払いについて、経済ジャーナリストの和島英樹さんにお聞きしました。
リボ払い(リボルビング払い)とはクレジットカードや消費者金融の返済方法のひとつ。毎月の定額払いなので借り手の危機感が薄く、気がついたときには返済不能になっているケースもあります。多重債務に陥る原因としても、社会問題化しています。
低金利で貸して収益が上がりにくい商品が多いなか、カード会社は利益につながりやすいリボ払いを勧める傾向があるようです。
そもそもなぜ返済額が膨らんでしまうのでしょうか?
一般的な回数指定の「分割払い」の手数料は商品単体に対してかかりますが、リボ払いの手数料は借金全体かかります。
毎月一定額を返済していくので、一見、負担が軽いような錯覚に陥りますが、返済期間が長くなれば結果として利息に対して支払う部分が多くなってしまい、元金部分の返済が遅れがちになるという仕組みです。
リボ払い地獄に陥らないための対策として和島さんは、「安易にリボ払いにするのはやめることですね」と一蹴。
消費者金融のCMではありませんが「ご利用は計画的に」するにつきます。少額ずつなら返せるから大丈夫ということではなく、ローンの入り口で収入と支出の関係を認識することが大切と思います。
私のまわりでも、キャバクラに行って、今回だけはとリボ払いにし、目先の資金ひっ迫感がないまままたキャバクラに行き、リボ払いを続けているうちに気がついたら深みにはまっていた友人もいますね。
たとえば月収の何%の買い物ならリボ払いにしてもよいという目安などもなく、リボ払い自体を避けるべき。少しだからいいや、という考え自体が間違っていると思います。
月々の支払額に惑わされて安易に手を出してはいけないのがリボ払い。リボ払いにしないければ手の届かないものは購入しないことがなによりも対策だといえそうです。