発売の2019年3月以降の売り上げの上乗せで、2019年3月から4月にかけての国内のファンデーション市場上での資生堂グループファンデーション売上累計シェアが、前年の2018年3月から4月と対比して、プラス3.7パーセントと上昇した。
「薬用ケアハイブリッドファンデ」に新しい価値をみいだした消費者がいるとした株式会社資生堂は、引き続き取り組みを行い、市場拡大を目指すとした。
この好調の背景には、女性のファンデーションの使用時間に関係がある。
株式会社資生堂の調査によると、年間3500時間、女性は肌にファンデーションを使用している。これは全国の15歳から69歳の女性2万人に行った調査で、ファンデーションの使用が週5日以上で1日8時間以上の使用者の使用平均時間である。
また、6割の女性はファンデーションに対して肌に悪いイメージを持ち、ファンデーションを使用していない、またはファンデーションの使用をやめたという結果となっている。
株式会社資生堂はその結果を元に、薬用スキンケア効果を併せ持った「資生堂 薬用ケアハイブリッドファンデ」を開発し、ファンデーションをつけている間でもスキンケアが行える画期的な美容習慣を提案した。
これにより、ファンデーションに対して前向きなイメージを与え、消費者に受け入れられたことが好調へとつながったのだろう。
また、アンバサダーとしてマツコ・デラックスさんを起用し、TVCMなどのあらゆる媒体から消費者へアプローチしたことも好調へと導いた理由の1つといえる。
「肌あれケア効果」×「なめらかな仕上がり」の「dプログラム」や「薬用美白ケア効果」×「カバーして明るい仕上がり」の「HAKU」のような、「希望するスキンケア効果」と「なりたい状態」を選択できるシリーズを、様々なブランドで今後資生堂は展開していく見込みだ。
(画像はプレスリリースより)
【参考】
※株式会社資生堂のニュースリリース
https://www.shiseidogroup.jp/