
このプロジェクトは、途上国の女の子たちに現地でメイクアップレッスンを提供することで、性暴力・ジェンダー・避妊などの知識を教える「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)=性と生殖に関する健康と権利」の授業参加のきっかけをつくる取り組み。今回、日本における本プロジェクトの一環として、12月16日(日)に立正大学品川キャンパスにて「世界とつながるメイクスタジオ By インテグレート Global Sisters Project」を開催した。
当日は、立正大学、東海大学、武蔵野大学などの大学生約100名が参加し、資生堂社員がジェンダーに関する社内外の取り組みを講義形式で紹介した後、「インテグレート」の現在の支援先であるネパールの女の子と日本の大学生が、海を越えて「メイク」をきっかけに交流するスペシャルイベントも行われた。

また“白い肌でなければ美しくない”という現地に広がる考え方をかえ、本来持つ褐色の肌そのままでも美しいことを伝えていくなど、バングラデシュ女性のエンパワメントの向上を推進する活動も行っている。

その第一弾として選ばれたネパールにおいて、正しい性知識や権利を伝える啓発教育プログラム「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)」とメイクアップレッスンを同時に行う活動を行っている。
教育やメイクアップによって自分の顔、さらには自分自身と向き合う時間を持ち、自己肯定力を高めることは、特に途上国において生きるための重要な力となるという。
今回のイベントでは、ネパールで行われているSRHRの日本版授業も実施。性に関する問いかけやデータの提示が行われた。

実はこのメイクはネパールで「グローバルシスターズ・プロジェクト」のプログラムにピア・アクティビスト(性や健康に関する正しい知識を啓発する若者ボランティア)として参加している、ネパール人の女の子がディレクションしたもの。

事前アンケートで「女の子に生まれてよかった?」という質問に「いいえ」と答えていた帆菜実さん。そんな彼女にネパールの女の子は、「ネパールの社会では女の子に生まれたことを負担に感じることもあるけれど、それでも私は女性に生まれたことを幸せに思っている。女の子に生まれたことをどうか悲しまないでほしい」と力強いメッセージを送った。

インテグレートが実施したアンケートによると、日本の女の子たちは自分に自信が持てず、自分を好きになれない傾向にあるのだとか。
イベントを通して資生堂が目指したのは、日本の女の子がネパールの女の子のポジティブな価値観に触れることで、自分の魅力を再発見し、自分のことを大切だと思う自己肯定力を高めること。資生堂では今後も日本の女の子が世界を知るきっかけをつくり、メイクを通じて世界の女の子を支援する社会貢献活動に取り組んでいくそうだ。
【参考】
※グローバルシスターズ・プロジェクト
https://www.shiseido.co.jp/ie/gsp/