今回は、「金運・商売繫盛」にご利益がある京都の神社仏閣シリーズPart3です!
京都市街地に10社以上あると言われる稲荷神社の中でも、私のおススメをメインに紹介していきます。
ぜひ、最後までお楽しみください。
Part1、Part2をまだ読んでいない方は、こちらから↓
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/visiting-kyoto-shrines-and-temples-7/?sid=1554
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/visiting-kyoto-shrines-and-temples-8/?sid=1554
金運・商売繫盛の神社仏閣
御辰稲荷神社~上達の神様
平安神宮のすぐ北側、丸太町通り沿いにあります。江戸時代の前期、東山天皇に仕えていた側近の夢に白い狐が現れ、辰の方角にある森に自分を祀ってくれないか、という夢告げがあったといいます。
たしかにその方角には当時聖護院の森があったため、社殿を建ててキツネを祀ったといいます。辰はその時の方角でもありますが、のちに、上達するという意味も込めて 芸事や商売のご利益 があるとされています。また、祀られたという白いキツネはお琴が上手だったことから上達につながったともいいます。
このすぐ裏には縁結びの須賀神社と交通安全の交通神社もありますので、あわせてお参りをおススメします。
所在地、拝観料などの情報は公式ウェブサイトをご確認ください。
https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=608
満足稲荷神社~秀吉のご加護から続く商売のご利益
東大路に面している満足稲荷神社は、珍しい名前ですが、豊臣秀吉が厚く信仰したため伏見城の守護を頼み、この神社のご加護に十分満足したことからこの名前がつきました。
境内には大きなモチの木があります。 1本の幹から8本に枝が分かれた樹齢は400年を超えるというご神木 です。 京都市の指定保存樹 になっています。その横にはしめ縄のかかった 岩神さん があります。お寺によくある「おびんずるさん」に近いもので、この岩をさわり、頭をなでると頭が良くなり、触ってから痛いところ、悪いところを触れば回復するという霊岩です。
江戸時代に現在地へ移り、この周辺がよく栄えたことから、 商売繁盛・商売守護のご利益 が広まりました。
所在地、拝観料などの情報は公式ウェブサイトをご確認ください。
武信稲荷神社~竜馬ゆかりの神社
三条大宮にある武信稲荷神社、たけのぶいなりじんじゃ、と読みます。
境内には高さ23メートルというエノキの大木があります。樹齢は850年といいます。このエノキの巨木には 坂本龍馬と妻のおりょうの伝説 が残っています。ふたりが再会するきっかけになったという逸話で、詳しくは現地で確かめてみてください。
しかし、このことから竜馬とおりょうもこのエノキの大樹のご利益を授かったことから、縁結びのご利益や名付け、姓名判断、商売繁盛など様々なご利益で知られています。
所在地、拝観料などの情報は公式ウェブサイトをご確認ください。
京都えびす神社~京都隋一の商売繁盛神社
四条・祇園にある京都えびす神社は、京阪の四条駅から南へすぐです。 ご祭神はもちろんえびす様、ふっくらしたお顔でお魚と釣竿を持って笑っている七福神のひとりです。 京都七福神めぐりのひとつで、西宮神社などとともに日本3大えびすのひとつです。
えびす神社ということで神社になっていますが、創建したのは仏教の禅宗のひとつである臨済宗の開祖、栄西禅師です。栄西禅師は仏教の総本山、比叡山で修行したのち新しい宗派を開きましたが、もともとは岡山の神社の神職の一族の出身で、仏教の仏様同様日本の神様も深く信仰していたようです。
すぐ近くにその本山である臨済宗建仁寺派・建仁寺がありますが、中国留学からの帰りのさいに海が荒れて危なかったところをえびす様に救われたというので、建仁寺より早くこのえびす神社を創建しました。
京都の新春の行事、「 十日えびす 」ではたくさんの人々が詰めかけ、 「商売繁盛でささもってこいー」という掛け声 でいっぱいになります。
商売繁盛以外にも、 航海安全、旅行安全、家運隆盛 、などのご利益があります。境内にある足止め天神による「家出、人探し」といった変わった祈願もあります。
小判やお札、可愛らしいタイのお守りもあります。十日えびす翌日の 残り福祭 では、地元の祇園町と宮川町の舞妓さんが笹とお餅を奉納して、華やかな雰囲気に包まれます。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、お祭りなど各神事、内部拝観等につきましては中止及び制限の可能性があります。所在地、拝観料なども含めて詳しくは公式ウェブサイトなどで確認してください。
https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=3869
京都の人たちの繁栄と金運への願い
京都には伏見稲荷神社があり、全国の稲荷神社の本社として人気ですが、市内中部から北部にかけても稲荷神社が点在しています。
もともとは作物を豊富に収穫できるように祀った稲荷神社ですが、現在はそれが 商売全体へ転じて信仰 されることが多くなっています。
京都市街地の稲荷神社は10社以上ありますので、稲荷神社めぐりというのも悪くないかもしれません。
Part1、Part2をまだ読んでいない方は、こちらから↓
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/visiting-kyoto-shrines-and-temples-7/?sid=1554
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/visiting-kyoto-shrines-and-temples-8/?sid=1554
kanomao
余暇プランナー
仏像と歴史好きな、社寺建築の仕事をしていたおじさんです。全国の社寺、仏像を見て回り、古代から戦国の時代を空想しています。 空想しすぎて小説を書き、文学賞もらっちゃいました。旅ライターと小説家の2刀流おじさんです。