地中海に浮かぶ美しい海に囲まれた5つの島からなるマルタ島。日本から直行便がないため、乗り継ぐと20時間弱かかることもあります。
美しいラグーン、中世の色が濃く残る世界遺産の町並み、猫がそこら中を歩き回る猫の楽園。遠い異国の地ですが、行く価値がある見どころ観光スポットが満載です。
今回は近年人気急上昇中のマルタ島の見どころを詳しく解説します。
ベストシーズンとマルタ島の魅力
マルタ島の ベストシーズンは、5月から10月 です。6月から8月は日差しが強くかなり暑くなりますが、熱中症などに気を付ければ海水浴を楽しめます。11月〜3月は雨期に入るので、美しい海を期待する方は避ける方が良いでしょう。
豪華絢爛な歴史的な建造物とリゾートが両方楽しめる
まるで空に船が浮かんでいるかのような、透明度抜群の海が見られるマルタ。リゾート地として魅力的ですが、気になるのは 悪天候の場合の過ごし方 。雨が降っていなくても海が荒れているとボートで沖に出られません。
筆者は3日滞在中に晴天だったのは1日でしたが、 巨石神殿 や 中世の美しい町並みを持つ世界遺産を観光 して楽しめました。
移動も首都ヴァレッタは徒歩圏に観光地や飲食店が集まっており、 各観光地へもバスで移動できる ので、気候が悪くても移動にはあまり困りません。
留学先にも選ばれる治安の良さ
もちろん外国なので最低限の注意は必要ですが、夜に気楽な服装で街中を歩く女性を見かけるほど治安は良いです。海からの潮風に当たりながら、 夜景を楽しみながら散歩 してみましょう。
留学先としてはヨーロッパ諸国より費用が抑えられることもあり人気が高まっています。マルタの公用語は 英語とマルタ語 です。
コミノ島
コミノ島へは、首都ヴァレッタから路線バスでCirkewwa(チルケウワ)へ行き、定期船のボートに乗って行きます。ツアーで行くのも良いですし、危険を感じる場所ではないので、自力で訪れて自由気ままに過ごすのも良いでしょう。
マルタ本島とゴゾ島の間にある小さな島 ですが、世界中から青く美しく透き通った海の絶景を求めて訪れます。
空飛ぶ船が見られるのはここ!ブルー・ラグーン
マルタ島へ観光する人の多くは、このコミノ島の ブルー・ラグーン を目当てに訪れます。世界屈指の透明度の高い海は、沈む船体すら透けて見えて、まるで空に浮かんでいるかのよう。
特に雲ひとつない日は パノラマで透明度抜群の海を見渡せます 。波も穏やかで、シーズン中は特に午後から多くの観光客で海岸沿いがひしめき合います。
水着がなくてもOK!パラソルを借りてのんびりしよう
透明度抜群の海で泳ぐのは解放感抜群!しかし、着替え場所に困ったり、シャワーがないのでベタベタの髪でホテルまで帰るのが苦手な方もいるでしょう。
その場合は、美しい海を眺めながら ビーチチェアで優雅に過ごしてみませんか ?
行くなら 午前中がおすすめ 。人がまばらなので 海際のベストポジションでパラソル を立てることができます。ロッカーもあるので、海水浴したりお昼寝する方は利用しましょう。
青の洞門
青の洞門へはヴァレッタから路線バスで行けます。海にかかる アーチ状の岩礁 で、長い年月をかけて波と風で作られました。
見どころは、エメラルド色の海が間近で見れる 洞窟巡りの遊覧船 。一説にはカプリ島の青の洞窟より美しいといわれており、必見です!
遊覧船は 悪天候で運休する ことがあります。
ハジャー・イム神殿とイムナイドラ神殿
世界遺産であるハジャー・イム神殿は 青の洞門から比較的近い です。紀元前2800〜2400年に建てられた神殿で、なんと巨石の積み上げに接着剤などは使用されていません。
ウィンドー・ストーン と呼ばれる窓のように穴を開けた石など、古代を感じるさまざまなタイプの巨大な石を見学できます。イムナイドラ神殿はハジャー・イム神殿から徒歩5分ほどの距離にあり、こちらはより保存状態の良い石を見られます。
どちらの神殿も屋根で覆われている部分が大半で、 気候に関係なく観光できて安心 。
雨の日も楽しめるヴァレッタ
ヴァレッタはマルタの首都で、 ハチミツ色の建物が並ぶ世界遺産 の要塞都市です。ハチミツ色の石はマルタ・ストーンとも呼ばれ、特産の石灰岩を使っています。
坂道が多く 、まるで広島県尾道のよう。坂の上から建物の間を縫って、海が見える様子はとても美しいですよ。
猫の楽園
ヴァレッタ市内には至る所に猫の姿が!正確には数えられていませんが、一説には 人口の2倍 はいるといわれています。
世界遺産の街に溶け込んで佇む猫たちの姿は各メディアでも取り上げられており、猫好きさんにはたまらないスポットです。
聖ヨハネ大聖堂
聖ヨハネ大聖堂は、 マルタ騎士団 の守護聖人ヨハネに捧げられた教会です。
外観は他の建物とあまり変わりませんが、中に入ってみるとびっくり。金色に輝く装飾や緻密な絵が天井などに描かれ、バロック風の内観は 豪華絢爛 。
床一面に大理石で模様が描かれた墓碑が400近く敷き詰められているなど、細部まで見どころが多いです。
騎士団長の宮殿
騎士団長の宮殿は、ジェラート専門店やカフェなどがあるマルタのメインストリートであるリ パブリック通り に面しています。
カラフルな大理石が敷き詰められた床の両脇に甲冑が並ぶ 兵器庫通路 が有名で、兵器庫では実際に騎士団長が着用した甲冑も鑑賞できますよ。
絶品シーフード
海に囲まれたマルタ島は、おいしいシーフードを街のそこかしこで食べることができます。日本にもマルタから マグロが多く輸入 されているので、スーパーで見てみましょう。
特におすすめなのは ペスカトーレ です。新鮮なシーフードと食欲を刺激するニンニクの風味がきいたトマトソースが絶品。他にもタコ料理は日本のものより柔らかくておいしいので、ぜひ召し上がってください。
レストランやカフェでは、マルタ島やゴゾ島で栽培されたブドウを使った マルタワイン と一緒に食べてみましょう。マルタワインは流通が少なく、日本でお目にかかることは難しいです。
海も町並みも楽しめるマルタへ行ってみよう!
絶景の海と古代や中世の世界遺産を楽しめるマルタの魅力を紹介しました。
今回解説したスポット以外にも、 スリーシティーズ など見どころがたくさんあります。日本からはなかなか遠いですが、中継先の空港で現地の料理を食べたり、飛行機では眠ったり映画を見たり、体力さえあればどうにかなります。
思い立ったのが吉日です。気になる方は早速飛行機やツアーを予約してみましょう。
みなさまの旅が晴天に恵まれた良い旅となりますように!
https://www.veltra.com/jp/europe/malta/?sid=1554
こんぺいとう_510
余暇プランナー
食べることが大好きなフリーランスのwebライターです。現在は幼い娘と猫と夫で暮らしています。国内外問わず旅行が好きです。子連れのお出かけスポットや絶景スポットを日々リサーチして、行く機会を狙っています。行ってみたくなるような「楽しい」が伝わる記事を書きたいです。