ウェブスターマーケティング株式会社(所在地:東京都渋谷、代表取締役:吉岡政人)は、既婚者500人を対象に「結婚前の貯金額」に関するアンケート調査を実施しました。
結婚にあたっては「結婚式・新婚旅行」「新生活の準備」などにお金がかかります。
そのため結婚相手の貯金額を気にしている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は既婚者500人にアンケートを実施。
今回、ウェブスターマーケティング株式会社が運営するいつのマニー(https://webstar-marketing.co.jp/itsuno-money/ )は、「結婚相手の貯金額が気になったか」や「結婚時の貯金額」についてアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査対象:全国の既婚男女
調査期間:2023年2月13日~17日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性354人/男性146人)
回答者の年代:20代 62.2%/30代 33.6%/40代 4.0%/50代以上 0.2%
※アンケート内の年齢は、結婚当時のものです。
調査結果サマリー
・結婚相手の貯金額が気になった人は53.8%
・結婚相手の貯金額が気になった理由1位は「少ないと生活が不安」
・結婚相手の貯金額が気にならなかった理由1位は「相手の人柄・経済状況を知っていた」
・結婚したときの平均貯金額は男性439万円、女性276万円
■結婚する際、結婚相手の貯金額が気になった?
全国の既婚男女500人に「結婚する際、結婚相手の貯金額が気になりましたか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
「とても気になった」「多少気になった」と答えた人が合わせて53.8%。
半数を超える人が、結婚相手の貯金額を気にしています。
なお男女別で比較すると、以下の結果となりました。
「とても気になった」「多少気になった」と答えた人は、女性が61.6%、男性は34.9%です。
女性の方が相手の貯金額を気にする傾向にあるとわかります。
女性が結婚や出産・育児をきっかけに仕事を辞める場合には、相手の経済力に頼ることになるからでしょう。
一方で「あまり気にならなかった」「全く気にならなかった」という人も。
「結婚に貯金額は関係ない」「今の貯金額が少なくても、真面目に仕事していればOK」と考えている人もいることがわかります。
■結婚相手の貯金額が気になった理由1位は「少ないと生活が不安」
結婚相手の貯金額が気になった269名に「貯金額が気になった理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「少ないと生活が不安(100人)」です。
2位「相手の人柄・経済状況を知りたい(87人)」、3位「結婚にお金がかかるから(49人)」と続きます。
生活費や結婚式資金に不安があり、相手の貯金額を気にした人が多くなっています。
とくに自分自身に金銭的な余裕がないと相手に頼らざるを得ないため、気にするのは当然といえるでしょう。
<1位 少ないと生活が不安>
- 生活できなくなると困るから(25歳 男性)
- 今後妊娠や出産で仕事ができなくなったときに、相手の貯金に頼るかもしれないから(30歳 女性)
- お金が全てではないが、貯金が全くない状態では生活が苦しい。現実問題として、貯金額は多少なりとも気になりました(36歳 女性)
1位は「少ないと生活が不安」でした。
結婚後の生活を考えて、貯金額を知っておきたいと考えた人が多数。
「多くは望まないが全くないと何かあったときに困る」と考える人が多いようです。
また比較的高い年齢で結婚した人からは、「老後の生活も考えないといけないので」という意見がありました。
<2位 相手の人柄・経済状況を知りたい>
- 金額と同時に「貯金できる人か」も気にしました。浪費家と結婚したら後悔しそうなので、人間性を見極めたかったです(24歳 女性)
- 金銭感覚がしっかりしているか気になった(35歳 女性)
- 相手の貯金をあてにしたわけではないが、貯金できる人であってほしかったので(36歳 男性)
2位は「相手の人柄・経済状況を知りたい」でした。
貯金額から「きちんと貯金できる人か」を判断したかったという人が目立ちました。
年齢・収入に対して貯金額が少なすぎる場合には、「計画性がないのでは」と疑いを持つ人もいるのでしょう。
「金銭感覚が違いすぎる場合には、結婚自体を考え直すつもりだった」という人もいました。
<3位 結婚にお金がかかるから>
- 「結婚式にあてる資金があるのかな」と疑問だったので(27歳 女性)
- 結婚式の費用や新婚旅行の費用を2人で負担するつもりだったため、どの程度余裕があるのか気になった(31歳 女性)
- 相手が結婚資金をどれだけ出せるのか気になったため(34歳 男性)
3位は「結婚にお金がかかるから」でした。
結婚式や新婚旅行にはまとまったお金が必要です。
規模や会場にもよりますが、結婚式だけで200~300万円はかかります。
そのため相手の貯金額が気になった人も多くなりました。
<4位 自分に貯金がなかったから>
- 自分の貯金があまり多くなかったので、相手の貯金は気になりました。結婚して大きな出費があるときに、相手に頼れるかをとても重要視していました(23歳 男性)
- 奨学金の返済が終わっておらず資金に不安があったので、妻にどのくらい金銭に余裕があるのか気になった(25歳 男性)
- 自分にはあまり貯金がなかったので、「相手にはあるといいな」と思った(35歳 女性)
「自分に貯金がなかったから」が4位。
自分だけの貯金額では不安なため、「相手に十分な貯金があれば助かるな」と思っていた人も多いとわかります。
結婚資金や新生活の準備で相手に頼らざるを得ない状況なら、どうしても相手の貯金額が気になるでしょう。
<5位 相手の金銭感覚に不安があった>
- 相手が貯金するようなタイプではなかったから(21歳 女性)
- 金遣いが荒く感じたからです(25歳 女性)
- 「お金がない」と言っていたので心配だった(26歳 女性)
5位は「相手の金銭感覚に不安があった」。
この項目は女性からの回答が多くなっています。
結婚前に相手の金銭感覚・経済状況に不安を感じ、不安を払拭するために貯金額を知っておきたいと考えた人もいました。
<6位 単なる好奇心>
- 単純にどれぐらいあるのか気になった(23歳 女性)
- どれくらい蓄えがあるか気にはなった。ただ「貯金がなければ結婚しない」という選択肢はなかった(31歳 女性)
6位は「単なる好奇心」。
結婚して生活を共にするにあたり、「ちょっと気になった」という人もいました。
ただ「職場結婚であり収入は知っていた」などの理由で、詳しく聞くまではしなかった人も多いようです。
■結婚相手の貯金額が気にならなかった理由1位は「相手の人柄・経済状況を知っていた」
結婚相手の貯金額が気にならなかった231名に「結婚相手の貯金額が気にならなかった理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位は「相手の人柄・経済状況を知っていた(76人)」です。
2位「自分に貯金があった(26人)」、3位「お金が決め手ではないから(25人)」と続きます。
そもそも相手の金銭感覚・経済状況を把握しており、不安がなかったという人が多数。
また自身に経済的な余裕があったり、貯金額以外を重視していたりして「貯金がなくても問題ない」と考える人も多いとわかります。
<1位 相手の人柄・経済状況を知っていた>
- 結婚前から一緒に住んでいて、金銭的なことはある程度知っていたため(27歳 女性)
- 最低限お金使いが荒くなければよかったから。また共通の友人から聞いて、本人の人柄もわかっていたため(28歳 男性)
- 結婚前におおよその金額を聞いていた。また仕事も安定していたので気にならなかった(33歳 女性)
1位は「相手の人柄・経済状況を知っていた」でした。
「貯金額」「収入」「お金の使い方」を知っていたため、あらためて貯金額を聞くまでもなかったという人が多くなりました。
「仕事が安定しているし、浪費している感じもないから大丈夫だろう」と考えた人が多数。
相手の人となりやお金の使い方がわかっていれば、安心ですね。
<2位 自分に貯金があった>
- 自分の貯金があったから(25歳 女性)
- 自分にそこそこの貯金があり、相手に頼らず生活できると思ったから(33歳 男性)
- 前もって生活費について話し合い、自分の貯金額でなんとかなると思ったので(37歳 男性)
「自分に貯金があった」が2位。
この項目は男性からの回答が目立っています。
自身に余裕があれば「なにかあっても大丈夫」と思えるため、相手の貯金額はさほど気にならないでしょう。
事前に話し合って、当面の生活に必要な費用を見積もっていた計画的な人もいました。
<3位 お金が決め手ではないから>
- 人として大事だったので、気にならなかったです(20歳 女性)
- 好きなので関係なかった(28歳 女性)
- 一緒にいたい気持ちが上回っていて、貯金のことはあまり気にしなかった(32歳 男性)
3位は「お金が決め手ではないから」でした。
「お金があるにしろないにしろ、大切な人と結婚したい気持ちは変わらない」と、貯金額を気にしなかった人も多数。
ただし「借金がないかは気になった」「借金さえなければいいと思った」という人は複数いました。
「貯金はなくてもいいが、マイナスだと困る」という人も多いとわかります。
<4位 結婚後に貯めればいいと思った>
- お互い20代前半だったので「今はお金がなくて当然で、結婚してから貯めればいい」と思っていた(23歳 女性)
- 結婚してから貯めればいいと思ったから(34歳 女性)
- お互いに働いていたので、結婚してからでもどうにかなると思った(42歳 男性)
4位は「結婚後に貯めればいいと思った」でした。
「お互いに若い」「共働き」といった夫婦なら、「結婚時に貯金がなくても大丈夫」と考えられますね。
「授かり婚ですぐに子どもが生まれる予定」「結婚と同時に家を買う」などの大きな出費がなければ、結婚時に貯金がなくてもなんとかやっていけるでしょう。
結婚を機に、具体的な貯金ペース・目標額について話し合っておくのもよさそうです。
<5位 自分が養うつもりだった>
- 自分の収入で支えていく覚悟があったから(27歳 男性)
- 貯金の有無にかかわらず、「結局私のお金で生活することになるのだろうな」と思っていたので(40歳 男性)
5位は「自分が養うつもりだった」。
この項目は男性からの回答が多くなっています。
「自分が稼いで家族を養う」という覚悟で結婚する男性も多いとわかります。
なお女性からも「いざとなれば自分が働いて支えるつもりだった」という回答がありました。
<6位 深く考えていなかった>
- 若かったので、お金のことはあまり考えていなかった(23歳 女性)
- 結婚後どのくらいお金がかかるかの見通しができておらず、先のことを考えなかったため(27歳 男性)
6位は「深く考えていなかった」。
勢いで結婚し、お金のことは考えていなかったという人も。
ただし「深く考えなかったことを後悔している」という口コミも寄せられました。
今結婚を控えていて金銭的な面をまったく気にしていない方は、「将来どれくらいのお金がかかるのかな」「どう貯金しようかな」と少し考えてみたほうがよいでしょう。
■結婚したときの平均貯金額は男性439万円、女性276万円
男女別に「結婚したときの貯金額」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
平均貯金額は男性約439万円、女性約276万円(マイナス、不明を除く)となっています。
男性の方が圧倒的に貯金額が多い結果となりました。
結婚時の貯金額が1,000万円を超えていた人の割合も、男性(8.9%)が女性(2.5%)よりかなり多くなっています。
理由としては、今回の調査では女性のほうが結婚時の年齢が若い傾向にあったことが挙げられます。
働き始めて間がなければ、貯金もあまりできていないでしょう。
また男性のほうが賃金が高くなりがちなので、貯金もしやすいと考えられます。
さらに「結婚したら自分が家族を養う」という覚悟をもつ男性なら、結婚に備えて貯金に励んでいるでしょう。
■まとめ
アンケートの結果、結婚相手の貯金額が多少なりとも気になる人は半数以上でした。
「貯金額よりも収入や借金の有無が気になる」という人もおり、貯金額は気にならない人でも相手の金銭感覚・経済状況は気にしているとわかります。
結婚生活でお金に困るのはツラいですから、相手の「お金や貯金についての考え方」を聞いておきたいと思うのは当然でしょう。
実際「遠慮して聞かずにいたことを後悔している」というコメントもありました。
「詮索するのは嫌がられそう」「独身時代の貯金は各自のものだから」と思う方もいるでしょうが、何らかの方法で経済状況をチェックしておくのは大切ではないでしょうか。
少しでも気になる方は、「結婚式・新婚旅行の予算を決めるため」などと理由を説明し、相手の貯金額を聞いてみるのはいかがでしょう。
貯金額が金銭感覚のバロメーターにもなります。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
https://webstar-marketing.co.jp/itsuno-money/amount-saved-before-marriage/
■会社概要
会社名:ウェブスターマーケティング株式会社
所在地:〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ33階
設立:2011年10月
URL: https://webstar-marketing.co.jp/