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2019年も残すところあとわずか。株式会社ロコガイドが小売業者と生活者を対象に行った、「2019年の『買い物』で思い浮かぶ漢字」の調査によると、小売業、生活者ともに回答数トップは「税」となりました。今年は、皆さんにとってはどんな「買い物」の年でしたか?
2019年の「買い物」をあらわす漢字は「税」
国内最大級のチラシ・買い物情報サービス「トクバイ」を運営する株式会社ロコガイドの調査によると、2019年の「買い物」をあらわす漢字一文字は、小売業者・生活者ともに「税」がトップの回答数となりました。
2019年は消費税率の引き上げや軽減税率制度の開始、またキャッシュレス決済ポイント還元事業によるキャッシュレス決済の普及など、消費増税にともなった買い物シーンの変化が大きかった年でした。今年の買い物をあらわす漢字にも、その回答に大きく影響が出ていると思われます。
回答数上位5位
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「税」を選んだ理由
「税」と回答した理由は次の通りです(一部抜粋)。
小売業者
- 10月の消費増税とそれにともなう施策(軽減税率・消費者ポイント還元)への対応に振り回された年だから。
- 増税前の駆け込み需要の反動を、増税後の今、実感しているところなので。
- 10月1日からの消費増税と軽減税率制度の対応に追われたため。
生活者
- 増税によってキャッシュレス決済に関心を持つようになり、ポイント還元によって得をするため日々の買い物自体、計画的に行うようになったから。
- 消費税が上がったことで今まで以上に商品の価格を見るようになったから。
- 消費税が上がり家計の負担が大きくなったので。
面白いのは、小売業者と生活者で同じく1位に「税」が挙がっても、2位以降の結果では大きく印象の持ち方が異なるのがうかがえる点。
小売業者が増税や軽減税率制度、キャッシュレス決済に対するポイント還元施策の対応に追われ、ネガティブな印象で「税」やそのほかの漢字を多く挙げたのに対し、生活者の回答では2位以降の漢字に「得」や「楽」が入りました。また、「税」を挙げた理由に「増税を機に買い物を計画的に行うようになった」といった声が聞かれるなど、ポジティブとも言える回答も多くみられたといいます。
増税により大きく変化のあった2019年の買い物シーン。2020年は、6月末にキャッシュレス決済に対するポイント還元施策が終了したり、7月1日からレジ袋の有料化が始まったりするなど、また買い物まわりで変化の多い年となりそうです。どんな「買い物」にまつわる漢字が思い浮かぶ年となるのか、来年も注目ですね。
調査概要
対小売業
- 調査期間:2019年12月3日(火)~12月9日(月)
- 調査対象:トクバイを利用している全国の小売業
- 調査数:78社
- 調査方法:インターネット調査
対生活者
- 調査期間:2019年11月29日(金)~12月9日(月)
- 調査対象:トクバイを利用している全国の生活者
- 調査数:500件(男性/65名 女性/435名)
- 調査方法:インターネット調査