冬場の健康管理に役立つ加湿器や加湿空気清浄機。毎日使っていると、内部には汚れがびっしりとついてしまいます。その汚れを取り除くには「クエン酸洗浄」がおすすめ。株式会社シャボン玉石けんの広報担当・南 藍さんにその方法を聞きました。
加湿器の内部はこんなに汚い
上の写真は、加湿空気清浄機をクエン酸で洗浄する前(写真左)と後(写真右)の比較です。フィルターから吹き出し口までの各所に、茶色い汚れがこびりついていることがわかります。空気中に放出されている空気がこの汚れを通ってきていると思うと、ゾッとしますね。
汚れの正体はずばり水垢。水垢はアルカリ性なので、落とすためには酸性の洗浄成分が役立ちます。そこでおすすめなのが、酸性のナチュラル洗浄剤としても知られるクエン酸です。水回りなどの掃除用に常備している人も多いのではないでしょうか。
洗浄方法
1. まずはフィルターやトレーなど、きれいにしたい部品を加湿空気清浄機から取り外す。
2. 水またはぬるま湯3Lに対しクエン酸20gを溶かした「クエン酸溶液」を作り、1を約90分間つけ置く。
3. 約90分経ったらつけ置き溶液を流し、1を水洗いする。汚れが残っている場所は古歯ブラシなどでこすって落とす。しっかり乾いたら再び組み立てて完了。
※機種によってはつけ置き洗いができないものもあるため、各メーカーの取り扱い説明書であらかじめ確認してから行ってください。
※クエン酸濃度が高いと破損を招く恐れがあるため、上記の濃度を守ってください。
頻度はどれくらい?
ところで、加湿空気清浄機のクエン酸洗浄はどれくらいの頻度で行うと良いのでしょうか。南さんに聞くと、「月1~2回の頻度で行うことを推奨しています」との答えが。「毎月5日」など日付を決めて、洗浄デーを設けると良いかもしれませんね。
冬のマストアイテムという家庭も多いであろう加湿空気清浄機。月1回のクエン酸洗浄で、内部の清潔をキープしましょう。