「コストコ」の牛肉の中でも大きな塊肉、興味はあるものの使い切れるか不安で躊躇する人も多いのでは? そこで今回は、塊肉をとことん堪能するためのレシピをご紹介。コストコの牛肉のおいしさをシンプルに味わうステーキと煮込み料理のコツを解説します。
ここからは、ステーキと赤ワイン煮の2品のレシピを紹介しますが、既に紹介しているコストコの塊肉で作るローストビーフレシピもぜひ活用してください。
ここでは、ローストビーフにおすすめと紹介した「豪州産ブラックアンガスビーフ グレインフェッドビーフランプキャップ」を使っています。この牛肉は、ローストビーフ以外の調理法にも合うランプ肉です。たっぷり"コストコサイズ"の3~4kg程度で販売されているため、大きなローストビーフを作ってもまだまだ余ります。そこで、ステーキと赤ワイン煮にも使ってとことん味わい尽くしましょう!
使用したコストコの牛肉はオーストラリア産
「豪州産ブラックアンガスビーフ グレインフェッドビーフランプキャップ」(以下、ランプキャップ)を使用します。100gあたり税込168円。豊富な肉汁が特徴です。
高級店さながらの「ステーキ」
ランプキャップは、牛の腰からお尻の部位の肉。弾力があり、赤身肉を堪能するシンプルなステーキにしてもとてもおいしいことが特徴です。素材の良さを存分に引き出す調理法で味わいましょう。肉の厚さは2cmにしました。
材料(2人前)
ランプキャップ(厚さ2cmにカットしたもの) 2切れ / 塩・胡椒 適量 / ローズマリー 1枝 / オリーブオイル 大さじ1
【グレイビーソース】
A(バター 10g / 醤油 小さじ2 / バルサミコ酢 大さじ1 / 赤ワイン 大さじ1) / 赤玉ねぎ(みじん切り) 1/6個
【付け合わせ】
サツマイモ、ジャガイモ、焼きトマト、ブロッコリー、ホウレン草 各適宜
作り方
1. 2cmの厚さにカットしたランプキャップをバットに並べ、塩・胡椒を振る。ローズマリーとオリーブオイルを加えてマリネしながら30分ほど置き、室温に戻す。
2. フライパンを中火にかけ、1で使った油をひき、ローズマリーも入れる。煙が出てきたら1の肉を焼き、両面にこんがりと焼き目を付ける。菜箸やトングで押してみて、程よい弾力を感じればミディアムレアの焼き上がりの目安。
3. ローズマリーはフライパンに残し、焼いた肉をアルミホイルの上に移して全体を包み、5分ほど休ませる。
4. グレイビーソースを作る。肉を焼いたフライパンにAを入れる。残ったローズマリーとともに煮詰めたら火を止め、みじん切りの赤玉ねぎを加えて混ぜる。
5. 皿に付け合わせの野菜類を添える。ステーキを盛り付け、4のソースをかけてできあがり。
「あっさりホロホロ赤ワイン煮」
次に紹介する牛肉の赤ワイン煮は一般的には濃厚なイメージですが、今回はあっさりとした仕上がりに。食べ飽きずに味わえるのがポイントです。圧力鍋を使うことで、本来は3時間かかる煮込み時間を30分に短縮します。材料に使用しているナツメがなければドライプルーンなどを代用してもOK。ドライフルーツを加えることで、自然な甘さと栄養がプラスされます。
材料(2人前)
ランプキャップ 500g / セロリ 1/2本 / 玉ねぎ 中2個 / 人参 1/2本 / ジャガイモ 中3個 / 塩 大さじ1 / 粉胡椒 適量 / ローリエ 1枚 / オレガノ 適量 / 赤ワイン 250cc / ナツメ 2粒 / オリーブオイル 大さじ1 / ブラックペッパー 適宜
作り方
1. ランプキャップとセロリ、玉ねぎ、人参を一口大にカットし、圧力鍋に入れる。塩と粉胡椒、ローリエ、オレガノ、オリーブオイルも入れて混ぜ合わせ、そのまま30分ほど馴染ませる。
2. 圧力鍋を中火にかける。肉が白くなり野菜もしんなりしてきたら、赤ワインと種を取り除いたナツメを入れて蓋をする。圧力がかかるまでは中火のままで加熱。圧力がかかり始めたら、弱火にして20分ほど煮込む。
3. ジャガイモの皮を剥き、一口大に切って水に5分ほどさらす。水から出したら、濡れたキッチンペーパーで包み、さらにラップで包んで電子レンジ(600W)で5分加熱する。
4. 2の圧力鍋をシンクに移し、鍋に水道水をかけて圧力を下げ、蓋を開ける。再びコンロに圧力鍋を移す。ここでもし脂が多かったら、お玉ですくって脂を捨てる。圧力鍋に3のジャガイモを加え、蓋をせずに10分ほど弱火で煮詰める。
5. 皿に盛り付けて完成。お好みでブラックペッパーを振りかけても。
コストコの牛肉をローストビーフ以外のアレンジでさらに楽しめる2レシピを紹介しました。好みやシーンに合わせて作り分けて、おいしさを堪能してください。