オードリーの若林正恭(46)と春日俊彰(45)がMCを担当する日本テレビ系「news オードリー」が4日朝、放送された。冒頭の企画では、2人が同局政治部記者のメモやコメントをもとに、石破茂首相の言動に対してさまざまなコメントをしたが、その中で若林は、石破首相と自身の「共通点」に言及した。
若林は、昨年の内閣発足時の記念撮影で、石破首相が正装のモーニングの着方がだらしないといわれ「だらし内閣」と、ありがたくないネーミングをつけられたことに言及。当時石破首相は、コールズボンをサスペンダーでつるのではなくベルトを使ったため、すそがだぶついたまま写真撮影に臨む形となっていた。
若林は「シャツが出ていて、(ズボンの)丈が余っているといか、不思議な話と思わない? 我々も番組の前にチェックするじゃない」と述べると、春日も「スタイリストさんが、バーッと来て直してくれる、とかないのかね」と応じた。
すると若林は「おれ、夜間大学に行っていて4年間、ひとこともしゃべらなかった。シンプルに友達がいなかった」と自身の学生時代を振り返り「洋服を買った時、サイズが書いてあるシールをつけたまま授業を受けて、家に帰って脱いだときに『あ、これ友達がいないと、指摘してくれる人がいないんだ』と思って。おれ、いまそれを思い出した」と指摘。「このニュースを初めて聞いたときに、石破さんも友達がいないんじゃないかと思った。指摘する人もいないのかなと思うんだよなあ」と、石破首相と自身を重ねながら言及した。
「おれが言えることじゃないけど、いろんな人と仲がいいことに越したことはないんだよね」とも、語った。
これに対し、日ごろ首相を取材している同局の政治部記者が「若林さんが言われたシャツの乱れは、政治的には重要なポイントを秘めているところ」と述べた。「石破さんは、準備期間が短いまま首相になった人。シャツの乱れも自分も周りも気付かず、準備不足で臨んで衆院選も負けてしまった」などと解説し、若林の目のつけどころの絶妙さを指摘した。